2018年04月10日
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感想・映画「劇場版 パワーレンジャー」

Written By: トーノZERO連絡先

「あるべき理想的な戦隊映画を実現したものだと思う。最初から最後まで見応えがあった。良かったよ」

「日本の戦隊映画よりも?」

「日本の戦隊映画はある意味で手足を縛られているようなものだからな。だから、アメリカでやった方が自由だろう」

「さすが自由の国」

「戦隊を見て育った大人向けの映画、日本では作りにくいと思う」

「それだけ?」

「更に言えば、日本の方がおそらく大人も客の嗜好が子供っぽい」

「更にこういう映画は作りにくいわけだね」

「そうだな」

「どこが特にいいの?」

「最後に巨大ロボを全員で操縦している感じ。あれは日本ではあまり見られないものだ。非常によろしい」

「なんで日本では見られないの?」

「日本だと巨大ロボイコール僕になってしまうからな」

「ぎゃふん」

「それから、本当にいろいろあってやっとチームになる心理ドラマもいい」

「それも日本ではやりにくいものだね」

「しかし、日本にも良い戦隊映画はいくらでもあるよ」

「あるけど、ハンディキャップ戦を強いられている分だけ行けない場所があるわけだね」

「そう。そこに行ってみたのがこの映画だろう」

「結論は?」

「次世代の最高の戦隊映画は日本国外から来るのかもしれない」