2018年04月28日
トーノZEROアニメ感想宇宙戦艦ヤマト total 960 count

続・部屋を整理することとヤマト趣味の問題

Written By: トーノZERO連絡先

「2005年ぐらいまでの自分は、かくありたいと思う自分になれていなかった」

「自己認識の問題だね」

「そうだ。しかし、少しずつ手応えを感じて2009年頃の自分は、なりたい自分になる途上の存在であった」

「過去形?」

「そう。なぜなら、ヤマト復活篇でかなり人生のレールが狂ってしまったからだ」

「問題はどこにあるんだ?」

「結局は自分にある。誘惑を断ち切れなかった自分が悪い。他人が悪いとは言わない」

「なら話はそこで終わりだね」

「そうでもない」

「……というと?」

「今、一つの時代を終わらせつつあるからさ」

「それは具体的になんだい?」

「部屋の全面的な整理だ」

「過去の膿を出しているってことだね」

「そうだ。その過程でどうしても過去が掘り出されてくる」

「過去か!」

「だから、そこで自分がどういう方向に向かおうとしていたのか。何がそれを妨げたのかも良く分かる」

「過去の清算?」

「そういう要素もあるだろう」

「それで結局君はどこへ行くんだ?」

「それが分からない場所に行くことになるだろう」

「えー。それじゃ分からないよ」

「ははは」

「じゃあ、ヤマトはどうするんだい?」

「今自分が見ているヤマトはひたすら70年代なのでね。おそらく、ヤマト2202が大好きな人たちとは完全に趣味が一致しないだろう」

「それはどういうことだい?」

「もはや、歴史趣味の一部に統合されてしまった……ということだよ」

「現在進行形の何かにはもう興味は無いわけだね」

「面白かったら単なる娯楽として消費するかもしれないよ」

「ドライブヘッドみたいに?」

「そうだな」

宇宙戦艦ヤマト

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