「ハッと気付いたので、メモだけ」
「なんだい?」
「ヤマト2202に内在する気持ち悪さは、ICEに内在する気持ち悪さに似ている」
「ICEに内在する気持ち悪さってなんだい?」
「人の神経を逆なでするような要素がいろいろある」
「それが欠陥かい?」
「そうは思わない。ICEの場合は、ランツクネヒトという柱があって、その柱と対峙する狂った世界の狂気そのものであり、それを描くことは一種のチャレンジに見えたがね」
「それで?」
「さあね、似ている箇所があると気付いたのでメモってみるだけだ」
オマケ §
「じゃあさ。最後に古代もランツクネヒトみたいに一人で敵に突っ込んで終わるのかな?」
「それは出来過ぎだろ」
「でもさ。さらば宇宙戦艦ヤマトのラストを踏襲するなら古代は一人で超巨大戦艦に突っ込むぞ」
「……」
オマケ2 §
「君のICEに関する評価を知りたい」
「万人向けとは言いがたい難しさを持った作品だと思うが、あれは作品として成立していると思うぞ。あれはあれでいいと思う。特に否定することではないと思う」