2018年06月08日
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ロマンアルバム宇宙戦艦ヤマト・初版と第9刷の比較

Written By: トーノZERO連絡先

ロマンアルバム

「ロマンアルバム宇宙戦艦ヤマトは2冊ある。初版と第9刷だ。しかし、第9刷の方は同じ本だと思い込んでいて買ったが開封していなかった」

「それで?」

「封を切って比較することを思い付いたよ」

「版違いでどこが訂正されているか見るためだね」

「そうだ」

「ざっと見てどこが違っていた?」

  • 表紙 ロマンアルバム→ロマンアルバム1
  • 表紙 テレビランド増刊→アニメージュ増刊
  • 背表紙 昭和52年9月20日→昭和54年8月1日
  • 背表紙 雑紙61577-24→雑紙6468-9
  • 背表紙 (C)徳間書店1977→(C)徳間書店1979
  • 奥付 テレビランド増刊→アニメージュ増刊
  • 奥付 空欄→企画 東映株式会社
  • 奥付 (昭和52年9月20日発行)→削除
  • 奥付 (C)徳間書店1977→(C)徳間書店1979
  • 最終ページ 江古俊真→江口俊真

「これだけ?」

「自分が発見した違いはこれだけ」

「じゃあ変化していないことを確認したことは?」

  • 本文中の致命傷レベルのミスは確認した限り全て直っていない (例、各話ストーリーあらすじの司令船等の既述、設定資料ページの【超磁性フライト放射器】表記など)
  • 年号を明示しない日付を含むイベントページの内容に一切変化はない
  • 広告は一切変化していない。日付、値段などの数値の訂正もない。年号を明示しない日付も訂正されていない。発売予定の文字も変化していない

まとめ §

「どうも、それを訂正しないと出版できないレベルのミスだけ直して、他は全部放置されているようにも思えるのだが……」

「問題が何か?」

「広告を放置することも出版できないレベルの問題ではないかと思う。そもそも、9刷ではX月X日発売の既述が既に2年前なのにそのことがどこにも明示されていない」

「なるほど。闇は深いね」

「それから分からないのがコピーライトの年号が変化したり雑紙コードが変化していることだ」

「それは何を意味するのだと思う?」

「新しい本として扱われているのだろうと思うのだが中身はほとんど変わっていない」

「じゃあなぜ雑紙コードが変化する?」

「おそらく、テレビランド増刊→アニメージュ増刊で雑紙コードが変化せざるを得なかったからだろう。それにともない、ほとんど同じ本なのに商品として扱いは別の本になった。だから別の雑誌コードが付いてコピーライトの年号も付け直されたのだろう」

「でも広告は放置された?」

「そのあたりは分からないよ」

オマケ §

「問題は【超磁性フライト放射機】が二重に間違っていること。しかも訂正されていない」

「どんな間違いだい?」

「そもそも、作中に出たのは超磁性フェライト。フライトではない」

「フライトさんは何で戦っているんですか。あれは超磁性フェライトです!」

「違うから」

「もう1つのミスは?」

「これは超磁性フェライトを引き寄せるビームの発射機であって、超磁性フェライトを発射しているわけではない」

「えー」

「そもそも名前が良く分からない。本編およびシナリオでは【マグネット発振機】と表記されているが設定資料の手書き文字は【磁力線放射機】」

「なるほど。シナリオに明記された名前でなぜメカ設定が描かれなかったのか」

「おそらく、シナリオも複数の稿があり、それによって変化するのだろう」

宇宙戦艦ヤマト

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