2018年08月05日
川俣晶の縁側ヴィンテージ・パソコン total 2987 count

初代PC-8001をPC-80S31に接続するケーブルの作成

Written By: 川俣 晶連絡先

問題 §

 初代PC-8001で使用していたPC-8031-2W互換ドライブKD-390が動作しなくなっていたので、PC-80S31に接続しようとしたところ、接続できない。(厳密にはPC-8033とPC-80S31が接続できないことになる)

原因 §

 コネクタの形状が違うため。KD-390はカードエッジ34ピン、PC-80S31はアンフェノール36ピン。

解決 §

 やり方はTwitterでご教示頂いた。34芯のフラットケーブルに1番を合わせてアンフェノール36ピンを圧着するだけである。(フラットケーブルにコネクタを圧着するスキルは必要である)

具体的な記録 §

初代PC-8001をPC-80S31に接続するケーブル

 カードエッジ34ピンコネクタ+フラットケーブルという構成のケーブルはあったので、FDドライブ側のコネクタ近くにアンフェノール36ピンコネクタを圧着するだけで良いのではないかと考えて試したところ成功した。

 使用したコネクタは、秋原の福永電業から通販で購入したDDK 57F-30360-20Sである。これはアンフェノール36ピンの圧着タイプである。なお、純正ケーブル(PC-8098)にAMPHENOL DDK 57-30360の刻印を確認できたので、ほぼ同じものが使用されていると考えて良いと思われる。ただし、PC-8098に使用されているのは圧着タイプではないかもしれない。

残された課題 §

 PC-8001が2台あるがうち1台ではこのケーブルでの利用に成功していない。これは本体側に問題がある可能性が高い。(このケーブルはPC-8001本体に直接つながっているわけではなく、PC-8033に接続している)