2018年10月14日
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感想・映画「はいからさんが通る 前編」

Written By: トーノZERO連絡先

「ついうっかりMXで放送していたものを途中から見てしまったがね。面白かった」

「どんな感想だい?」

「大河ドラマ」

「えっ?」

「かつてテレビではいからさんが通るを見た時、これを大河ドラマだとは思わなかった。大河ドラマといえば戦国期が多かったし、はいからさんが通るもいかにも少女漫画のアニメだったからだ」

「今は違うの?」

「映画の歴史もので明治期を扱うのは普通だし、大河ドラマで維新のあたりを扱うのも普通。そして、はいからさんが通るの方も歴史的な考証と表現力が格段に上がっているから、日曜の7時~8時台に見ているともう大河ドラマを見ている気分になれる。テレビシリーズの薄味の大河ドラマよりも面白いぐらいだ」

「じゃあ、特に面白かったのはどこ?」

「やはり、縁談をぶっ壊して帰ろうとしていたのに、いざ少尉が行方不明になると黒ではなく白の喪服で伊集院家の一員になってしまうところかな」

「他には?」

「歴史的な知識が付いたので、圧倒的に内容が理解できるようになったのも面白かったな。伊集院家の位置づけもずっと良く分かった。旧岩崎邸みたいな感じの市街地を見下ろす屋敷なんだろうな」