2019年01月11日
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京王帝国の興亡: 激動の多摩丘陵百年史 (野猿峠ハイキングコースの俗・真実・近況 改題)

Written By: 川俣 晶連絡先

「【野猿峠ハイキングコースの俗・真実・近況】は全く読まれないので、大幅に書き足した上で【京王帝国の興亡: 激動の多摩丘陵百年史】に改題してしまった」

「どうして野猿峠の本が京王の本に化けるんだい?」

「昭和30年頃、野猿峠ハイキングコースは京王の主要な観光地だったからさ」

「じゃあ書き足しって何を書き足したんだ?」

「主に、多摩動物公園関係だ」

「多摩動物公園って都立じゃないの?」

「そうだ。しかし、京王も深く関与していたことが分かった」

「京王の活躍を書いた本というわけだね」

「でも、本当に活躍したのは七生村かもしれない」

「七生村ってなんだい?」

「日野町と合併して日野市になって消えてしまった村さ」

「七生村のどこが面白いんだい?」

「村役場が火事になって資料が失われて多摩動物公園への関与が良く分からないらしい」

「えー」

オマケ §

「表紙に書いてあるThe One Hundred Years history of the Keio Empire, in Tama Hill, “The Rise and Fall”という文言を特別に解説する」

「どんな意味があるんだい?」

「京王帝国の興亡の元ネタは銀河帝国の興亡なのだが、これは原題がFoundationでもじりいくい。元ネタのローマ帝国衰亡史はThe History of the Decline and Fall of the Roman Empireだが、Decline and Fallでは衰退と滅亡になってしまい、興亡にはならない。しょうがないので、完全にオリジナルの英訳を付けることにしたが、ofが2回出てくるような文章もかっこ悪いので、“The Rise and Fall”という文言を特別扱いして引用符でくくって独立させた」

「じゃあ、そのことにどんな意味があるんだい?」

「この英文に元ネタはないから探っても無駄だよ」

「ぎゃふん」

「ちなみに、映画耳をすませばのコンクリートロードの多摩の英訳はMount Tamaになるが、ここではTama Hillを採用した。英語版WikiPediaだと多摩丘陵はTama Hillsになっているけどね」