2019年02月16日
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野猿峠ハイキングコース絡みのピンヘット山の研究で分かってきたこと

Written By: 川俣 晶連絡先

  • ピンヘットはアメリカの煙草、PIN HEADのことである
  • アメリカの煙草を製造して売る村井兄弟商会が存在した。煙草が専売になる前のことである
  • ピンヘットも村井兄弟商会の商品の1つである (他に「ヒーロー」などがある)
  • 村井兄弟商会のライバルは国産煙草の天狗煙草である
  • 村井兄弟商会と天狗煙草は激しい宣伝合戦を行った
  • 村井兄弟商会は、東山の如意ケ嶽の山腹に「ヒーロー」「サンライス」の大看板を作成 (https://tanken.com/tobacco/styled-5/)
  • このような情報を総合して考えれば、ピンヘット山に存在した煙草ピンヘットの宣伝とは、村井兄弟商会と天狗煙草は激しい宣伝合戦の一環として設置されたものと考えられる。従って、大規模でかつ金が掛かったものであったのだろう。東山で設置した看板と同様のものだったと思われる。
  • 多摩の山の山頂に看板を設置することの宣伝効果は理解できるが、誰に見せるための看板だったのだろうか。村井兄弟商会がピンヘットを売っている時代、まだ野猿峠ハイキングコースは存在しない。ハイキングブームすらまだ起きていないと思われる。北野街道も存在しない。玉南電気鉄道も未開通。付近の鉄道は中央線(甲武鉄道)しかない

 大きな建物は存在しない時代なので、看板は中央線からはよく見えたものと思われる。しかし、距離が大きいので相当大きな看板が設置されたのではないかと思われる。

 しばらくは、もうちょっとピンヘット山の研究続けようかと思う。

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