Written By: 川俣 晶
「永福にエルク支を発見してしまった」
「なんだいそれは」
「当初、ぜんぜん分からなかった。しかし、別の道から帰ろうとしてヒントを見つけてしまった」
「ヒント?」
「だいたい以下の位置に。株式会社エルクの看板があるぞ」
「エルクってどんな会社なんだ?」
「この会社はこれみたいだ」
「それで何か問題でもあるのかい?」
「うん。通常NTT電柱は番号の大きい方が行き先で、行き先の名前が付くことが多いのだが。この場合は1番の近くにある。しかも、隣の別の道」
「エルクの所在地に疑問ってことだね」