2020年08月15日
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イナズマイレブン・世界への挑戦編第116~117話感想

Written By: トーノZERO連絡先

  • 116 驚異!リトルギガント!!
  • 117 襲撃!究極の強化人間!!

 116話までしか見られないかと思ったらその先のDVDが届いたので117話も見られました。

 しかし、ジャケットの紙と不織布の袋入りのDVD本体のみでプラケースなし。

 大胆な売り方だ。

 でもまあいい。プラケースは本質ではない。

全体の流れ §

 リトルギガントの監督が遠藤大介であり、雷門夏未はリトルギガントのマネージャーであることが明らかになります。しかし、コトアールエリアにガルシルドが襲ってきます。

 負傷したロココに代わって、ジャパンがガルシルドの強化人間チームと対戦します。

相変わらずよくきている……が §

 子供達の心理描写は優秀です。鬼瓦の描き方もいい。

 とはいえ、コトアールエリアの描写は貧しくて立ち後れたアフリカ像そのものだし、わざわざコトアールエリアを壊しに来るガルシルドは大物に見えません。

 ガルシルドの側近(ラボック・ヘンクタッカー)が面白い良いキャラなのに勿体ない。

壁になる §

 円堂大介は円堂守が越えるべき最後の壁。

 これが台詞で明示されましたね。

 一種の【父殺し】です。

 円堂大介は祖父ですが、思想的な父です。

 興味深いのは雷門夏未も殺される側に立ったこと。

 たぶん、雷門夏未はチームとしての雷門の父です。

これはゲームのシナリオではないか §

 何かあるとすぐジャパンのチームがそこにいて、当事者に代わって対戦してしまう展開が続きます。

 これはゲームのシナリオなら納得できます。

 主人公チームであらゆる戦闘をこなしていかないとゲームが成立しませんからね。

まとめ §

 イタリア代表の負けた控え室の表現は凄く良かった。

 良かったのだけど、その時に印象づけられたリトルギガントの圧倒的強さが、ガルシルド襲来でただの可哀想な被害者になってしまっているのはどうだろう。

 そもそも、イタリア代表と引き分けたジャパンがリトルギガントに代わって戦うというのもアンバランスな気がします。

 個別の演出は冴えているのに全体的な構成にチグハグ感があります。

 つまり、病院の前で円堂大介+雷門夏未がジャパン一同と向かい合うところまでは良かった。そこに【大変だ】と少年が駆け込んできてからちょっとおかしくなっていく感じ。

オマケ・ファンタジー編没案仮説 §

 ファンタジー編はイナズマイレブン第3シリーズの没案という仮説を思い付きました。

 突然リカが一之瀬に失恋したという話が最初に入るのは、この没案がリカの失恋が前提だったからではないでしょうか。しかし、恋愛を生かすゆとりはありませんでした。

 リカ率いる天界チームと音無率いる魔界チームと雷門が三つ巴の激突……というと盛り上がる感じだなあ。最後は天界チームが魔界チームに取り込まれ、音無率いる魔界連合チームと雷門が対決……という感じではないでしょうか。

 実際に放送されたファンタジー編は超ダイジェストという感じではないでしょうか。そう考えないと設定が充実しすぎていて不自然です。

オマケ・壁山編 §

「爺ちゃん!」

「守。わしはおまえが乗り越えるべき最後の壁になるぞ。さあリトルギガントと戦え!」

「甘いな爺ちゃん。こっちにだって壁はある。壁山、ザ・ウォールだ!」

オマケ・必殺技編 §

「爺ちゃん!」

「守。おまえにわしの必殺技を見せてやろう」

「まさか! まだ現役プレイヤーなのか!」

「ゴッドハンド爺4!」

「G4じゃないのかよ!」