2020年08月17日
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AIとリスト処理の80年代史・惨劇のプロローグ! セルゲーム開幕! アトム参戦! メガセルの逆襲!

Written By: 川俣 晶連絡先

表紙 AIとリスト処理の80年代史・惨劇のプロローグ! セルゲーム開幕! アトム参戦! メガセルの逆襲!

「これはなんだい?」

「新刊だ」

「アニメの本かい?」

「違うぞ」

「漫画の本かい?」

「違うぞ」

「ボールを7つ集める漫画とか、10万馬力の少年型ロボットの本ではないのかい?」

「そういう本ではない」

「じゃあ、セルとかアトムってなんだよ」

「LISPの構成要素だ」

「は?」

「LISPはセルでアトムを連結してリストを構成するのだ」

「じゃあ、惨劇のプロローグってなんだよ」

「Prologは80年代AIブームで流行ったプログラミング言語の名前。厳密にはプロローグというよりプロログだけどね」

「なんでそれに惨劇が付くんだよ」

「Prologはみんなが期待したほど上手く機能しなかったからだ」

「じゃあメガセルって何だよ」

「セルが1メガ個ってこと」

「それがなんで逆襲なんだよ」

「セルが数千個のだった時はどうにもならなかったけど、セルが1メガ個あれば実用システムが動いたってことだ」

「じゃあ、これはAIの本なのか?」

「そうとも言える」

「AIブーム便乗本?」

「80年代AIブームの頃の話を書いた本だからなあ。2010年代のAIブームとは話がちょっと違う」

「えー」