2020年11月15日
トーノZEROアニメ感想宇宙戦艦ヤマト total 1175 count

宇宙海賊キャプテンハーロックで、宇宙戦艦ヤマトにちらつく松本零士の影を見る

Written By: トーノZERO連絡先

「まあ、ともかく宇宙海賊キャプテンハーロック アルカディア号の謎を見たわけだ」

「初めて?」

「そう。でも元になった13話は見ているはずだ」

「知っている話ってことだね」

「そういうことになる」

「それで何か気付いたことがあるの?」

「そうだ。宇宙海賊キャプテンハーロックは【戦艦が勝手に動く】という事実をベースに物語が展開する」

「友よ!」

「このエピソードでは、乗組員が全員敵からの攻撃で寝てしまう。だが、戦艦が勝手に動いてピンチを救ってくれるの」

「それで?」

「実はヤマト完結編の序盤戦の結末とほどんど同じなのだ。あれも、乗組員が全員敵からの攻撃で失神して倒れるが戦艦が勝手に動いてピンチを救ってくれる」

「でも、宇宙戦艦ヤマトにトチローはいないよ」

「そうだ。だからショックで勝手にスイッチが入ったことになっているが、アイデアのアウトラインはそっくりだ」

「つまりなに?」

「宇宙戦艦ヤマトは多くの松本作品からイメージを借りて作られているが、それは後期ヤマトでも同じと分かった。特にハーロックからイメージを借りている要素が多い」

「迎撃ミサイル連射六束とかだね」

「これも、西崎松本関係の問題をこじらせた原因の一つではないかという気がするよ」

「なるほど。そもそも、アクエリアスの創世神話は浦島太郎の代わりに据えられているという視点も持てるし、宇宙戦艦に乗るディンギルの少年は宇宙戦艦に乗るマユちゃんのポジションかもしれないし、ディンギルの少年がくわえる肉はオカリナのポジションかも知れないね」

「それを思えば、海底のマゾーンの女はクイーン・オブ・アクエリアスの立場になる」

宇宙戦艦ヤマト

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