2021年06月21日
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感想・映画「仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム(2回目)」

Written By: トーノZERO連絡先

「仮面ライダー×仮面ライダー ウィザード&フォーゼ MOVIE大戦アルティメイタム、2回目だ。ディレクターズカットを入れると3回目だ」

「見た理由は?」

「初回鑑賞とディレクターズカットと印象を比較するため」

「初回鑑賞と印象がどう違っていた?」

「もっとザイダベックの出番が短かったような気がした。でも意外と長かった」

「ディレクターズカット版とはどう違った?」

「アクションが短いような気がするが、ポイントになるシーンは全部ちゃんと入っていた。あらすじのドラマも大差ない。基本的に通常版の方がテンポ良くサクサク進む気がするので、この映画を見るなら通常版の方がお勧めじゃないかという気がする」

「なぜそうなるのかな」

「監督・アクション監督 - 坂本浩一ということで、坂本監督はアクションに力を入れて撮っていたが、実際のストーリーは複雑に過去と現在が絡み合ってキャラの多い話なので、撮ったアクションを多く使える余地がなかったのだろう。だから、ディレクターズカットで復活させたという感じではないのかな。何となくそう思っただけなのだが」

「つまり、取りあえず見るなら通常版、こだわるマニアはディレクターズカット版がお勧め?」

「そうだね。ディレクターズカット版だとアクション長すぎてくどいという印象を持つこともあったが、それでつまらないってことはなかった。まあ通常版でもアクション長過ぎという印象を持つこともあったが、まあしょうがないな。一応、ウィザードは4色全部見せないといけないわけだし。フォーゼも複数のスタイルを使い分けるし」

「他に気付いたことはある?」

「実は、上村優の正体が明らかになるのはフォーゼ御一行が帰った後なのだよ。フォーゼ御一行は上村優の素顔を見ることなく帰ってしまう。ウィザードは頼れる友達としてのフォーゼもメテオもなでしこもいない状態で向かい合うことになる。面白いね」

「オーズもいないし」

オマケ・お勧めのライダー映画の候補 §

「実は、ライダー映画でいちばんショックを受けたのはライダー大戦2010なのだ」

「なぜショックを受けたの?」

「だって、ディケイドの最終回だと思って見にいったら途中で終わってWが始まっちゃうんだよ」

「ひぇ~」

「しかし、それはショックであって、面白いか、お勧めできるのか、という話は別。いきなり見てディケイドが分かるのかという問題もある。いずれもう1回見よう」

「それで?」

「じゃあ、いちばん面白いのはどれか。何も知らない人にもお勧めできるのはどれかと言えば、このMOVIE大戦アルティメイタムではないかという気がした」

「そんなに?」

「ともかく、イナズマンの知識もアクマイザー3の知識もポワトリンの知識も要求されない。そういう映画だからね。ウィザードはポワトリンを知らない。知らない前提で話が進むから知らない人も阻害されない。それから、ウィザードが4色に変わることもウィザード編の冒頭の作中で丁寧に映像で説明してくれる。フォーゼの各種ステイツはちょっと分かりにくいかも知れないけどな。そこはあまり重要ではないから良いだろう。あといきなり出てくるなでしこも分かりにくいと言えば分かりにくいが、そこはイナズマン視点で【こいつ宇宙にも友達がいるのか】で流せる。割と敷居が低い。それに、ポワトリンの驚きの正体というオチも付いてきちんと映画が終わる。十分に面白いし、初見でも見せやすい」

「なるほど。誉めてるね」

「浦沢脚本が好きだから好感を持つという側面もあるが、それはそれとしても浦沢脚本ではないフォーゼ編の出来も良いから、やはりこの映画は良いのだと思う」

「お勧めのライダー映画の候補1号だね」