火星の地底世界の古代王国第8巻　火星の地底世界の女神イーラス: マリちゃん危機七発・七大陸の七大冒険

火星の地底世界の古代王国第8巻　火星の地底世界の女神イーラス: マリちゃん危機七発・七大陸の七大冒険

「書き始めるときは、こんなに書けるのかと危惧したが、ノリノリで書き続けてついに8巻まで来たぞ」

「全9巻の予定だね」

「そうだ。なんと、第1巻のプロローグにあったシーンとほぼ同じものが第8巻になってやっと出てくるという息の長さ」

「第8巻って、女三人でもって飛行機械エドゲ号に乗って冒険に出るじゃないか。でも、第1巻のプロローグは女二人で幻想戦艦榛名じゃないか。本当にほぼ同じ展開に戻るのか」

「そこは読んでのお楽しみ」

「この巻のポイントはどこ?」

「うん。七つの大陸をまわるとバリアに囲まれた封鎖大陸エクロスに入れるが、七つの大陸をまわらないと封鎖大陸エクロスに上陸できないという矛盾をどう解決するか。そこが見どころだな」

「マリちゃん危機七発はおかしいんじゃないか?　危機一発は間違いで危機一髪が正しいだろう?」

「そこなんだが、一髪は髪の毛一本の小さな差という意味なので、七髪だとあま緊張感がないんだ。だから、7回危機が訪れるというニュアンスで七発とした」

「一応理由があるんだ」