2022年03月29日
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NTT RT-500MI 光電話ルータ (レンタル)

Written By: 川俣 晶連絡先

 一昨日、NTT RT-500MIが到着し、昨日取り付けました。

 Asahi-Netの光電話からNTTにアナログ戻しと引っ越しを行い、その後、@Niftyで光電話の契約を行った結果届いた光電話ルータです。

問題 §

 WRC-1167GS2で既に対応するシステムが完全に構築済みだった。

 新ルータで同じものができるか分からなかった (届くまで機種名は不明だった)

 届いて分かったことは、無線LANはオプションカードが必要ということ。

 その他の機能はほぼ同等。

初期設定 §

 ノートPCをRT-500MIに直結し、それまで使っていたIPアドレスと、DHCPのリース情報、光接続のIDとパスワードを設定。光回線と接続して電話とネット接続が可能になる。ポートフォーワードも設定する。

 しかし、無線LANは接続できていない。現在ほぼ全てのマシンが無線LAN接続なのでこれは問題。

無線LANの解決 §

 WRC-1167GS2のスイッチをAP(アクセスポイント)モードに切り換え、RT-500MIのLANポートに接続した。

 このあと、設定方法を調べようとしたが、これで従来のルータモードで使用していた設定が全て継承されてすぐに使えるようになってしまった。ただし、DHCP機能は動いていない。その代わり、管理WebのIPアドレスはDHCPで取得していた。

パスワードの問題 §

 WRC-1167GS2の管理WebのIPアドレスは、DHCPのリース情報を調べてアドレスを特定して管理画面を開くことができた。

 WRC-1167GS2の管理Webのパスワードが分からなくなっていた。従来はChromeが覚えていたので、それで済んでいただけだった。しかし、IPアドレスが変化したので、Chomeはその情報でアクセスを許してくれなかった。しかし、ネットを調べて、Chromeが覚えている認証情報はプレーンテキストで読むことができることが分かって、パスワードの確認に成功した。

グローバルIPアドレスによるルーティング機能の不在 §

 ポートフォーワードによるWebサーバを公開していたが、WRC-1167GS2だとローカル側のホストからグローバルIPを叩いてもローカル側に転送してくれていた。しかし、RT-500MIではしてくれなかった。(昔使っていたPR-400KIでも同じ)

 ローカルマシン側はhostsに書いて直接リクエストをサーバのローカルIPアドレスに送るように設定。

VPN機能 §

 WRC-1167GS2にはなかったVPN機能がRT-500MIがある。まだ設定していないが、あとで試そう。VPN機能が使えれば外出先からでも内部ネットワークに入れる。

まとめ §

 最悪、ネットワーク環境は全部作り直しになることを覚悟したが、意外とあっさり終わった。クライアント側のマシンは1つも設定変更を必要としなかった。

 意図せずしてWRC-1167GS2とRT-500MIを比較することになったが、それぞれ以下の長所があると分かった。

 WRC-1167GS2の長所

  • グローバルIP側にローカルからアクセスした時のルーティング機能
  • 無線LAN機能
  • アクセスポイントモード

 RT-500MIの長所

  • 光電話接続機能
  • 設定項目がより多い
  • VPN機能

今後 §

 今後どうするのか、まだ考えていない。

 少なくとも作業部屋がルータ設置部屋の隣室なので、無線LAN必須という条件だけは動かせないだろう。