2022年06月15日
川俣晶の縁側物欲博物録 total 1140 count

Chuwi hi8 Superのおジャンク苦闘日記・できたところまでのまとめ

Written By: 川俣 晶連絡先

前置き §

 部屋からChuwi hi8 Superが2台発掘された。

 以前買ったものだが、正常に動作しなくなって放置されていた。

 正常に動けば、Windows 10とAndroid 4.4.4のDual Bootのタブレットだ。

 便宜上。2台あるものを1号2号と呼ぼう。

Chuwi Hi8 Super 1号2号

状況 §

 1号は、Windowsの修復メニューしか起動しない。そこから何をしても何もできない。

 音量上+電源オンをするとブートメニューが起動するが操作できない。音量上下でメニューが上下するだけである。

 事実上何もできない。

 2号は、Windows 10が起動するが、音量上+電源オンをするとブートメニューを開こうとしてハングしてしまう。

目標 §

 取りあえず、Windows 10が動くWindowsタブレットとして動けば上等だろう。

1号の苦闘記 §

 USBメモリからブートしてWindows 10をクリーンインストールできれば良いと考えてブート用起動メモリを作成した。しかし、本体側のUSBポートがMicroUSBなので刺せなかった。

 そこで、サイズを変換するアダプタをオーダーした。

 アダプタを使って刺してもブートはしなかった。

 しかし、Windowsの修復メニューからUEFIのUSBメモリを選ぶと、USBメモリからブートした。

 しかしエラーになった。64bit対応はしていないならしい。

 改めて32bitでブート環境を作ってブートした。

 ブートは成功したが、最初の入力待ちで詰まった。タッチは受け付けないがキーボードは存在しない。ポートは1つしかないので、両方同時には接続できない。

 USBハブでしのぐアイデアを思い付いて、USBハブ経由でキーボード、マウス、USBメモリを接続したが、キーボード、マウスは認識したが、USBメモリは認識されなかった。

 今回はここで断念。

2号の苦闘記 §

 Windows 10が起動することはしていた。しかし、一度画面が消えると復帰させる方法が分からなかった。

 ここで、うっかりAndroidへの切り換えツールを動かしてしまい、Androidで起動するような状態になってしまった。Windows 10に戻すツールはAndroid側に存在しない。前述のように、ブートメニューに入ろうとするとハングする。

 ここで、手詰まりとなった。

 USBメモリからのブートも、ブートするメニューに入れないので不可能。

 何をしてもAndroidからしか起動しないので、ここで終わりとするしかない。

総論 §

 実は、Chuwi hi8は世界的にはかなりの人気機種で、英語ならディープな情報が大量にヒットする。しかしながら、リンクが切れていたり、似て非なる別モデルの情報でその通りに操作できなかったり、問題が多くあまり当てにならなかった。

 それらの情報が確かであれば、Androidのバージョンを上げることもできたはずである。

 もう1つ、こちらのは2台とも不完全な個体で、ブートメニューがいずれも操作できなかった。そのため、そもそも実行できない手順も多かった。

感想 §

 まあそれはともかく、USBハブ経由でキーボードとマウスを接続して、デスクトップ同様に操作できることが分かったのは収穫だ。ただし、そのためにはMicroUSBにハブを接続する手段が必要になる。

 それから、UEFIシェルというものも初めて体験した。やり方によっては起動できたのだ。コマンドライン操作なので、キーボードがないと動かせないが、普通のUSBキーボードをサイズ変換アダプタ経由で刺せば認識して使えた。