電子メールの末尾には、署名を付けます。電子署名のような話ではなく、私はなんのだれべえです、と表記するために使います。
現在の私の電子メールの署名はこんな感じです。
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(株)ピーデー 川俣 晶 / Private Web Magazine: http://mag.autumn.org/
Official: akirak@piedey.co.jp / Private: autumn@piedey.co.jp
去年までは、この2種類でした。
オフィシャル版。
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(株)ピーデー 川俣 晶(akirak@piedey.co.jp)
プライベート版。
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(株)ピーデー 川俣 晶 (http://mag.autumn.org/ mailto:autumn@piedey.co.jp)
余談ですが、先頭の「-- 」はRFC2646によるものです。半角ハイフン2つに半角スペースです。いつか、りすと亭に、これを使って署名を分離して扱う機能を入れようかと思っています。
それはさておき。
去年までの署名は、実質的に1行に収まるように設計していました。長い署名は嫌いなので。
本文より長い署名、延々と何かを宣伝する署名を繰り返し見せられると頭が痛くなります。そんな気持ちを、他人にも与えたくないので、自分も短くしたいわけです。
これが、今年になって1行増えたのは、オフィシャルとプライベートの電子メール環境を統合したためです。つまり、かつてはWinBiffの独立したユーザーとして扱われていたものを、1ユーザーの別アカウントという扱いに変更したためです。実際、ユーザーが違うといろいろ面倒なことがあったので、徐々に統合を進めてきて、今年に入って1つにしてしまったという感じです。これによって、署名の設定も1つに統合されてしまったので、2種類の電子メールアドレスを表記した署名に統一し、その結果、行数が増えてしまったわけです。
署名行数問題再熱 §
Microsoft(R) Most Valuable Professional (MVP) Visual Developer - Visual C#の肩書きを得るという事件が起きました。MVPの肩書きを持っている人は、電子メールの署名に、それを書いているようです。少し検索してみると、こんな文字列を署名に入れている事例が見付かりました。
- Microsoft MVP for .NET
- Microsoft MVP - Visual C#
- Microsoft Most Valuable Professional(MVP).
- Microsoft Most Valuable Professional(MVP) for SQL Server.
- Microsoft Most Valuable Professional(MVP) for SQL Server 2002-2003.
確かに、こういう肩書きは持っているだけでは意味がありません。他人に分かるようにアピールするには、署名に入れるのは有効な手段でしょう。
しかし、これを入れると、署名の行数が1行増えます。
1行ぐらいなら必死に我慢すれば耐えられるかも知れない……と思ったのですが……、
1行増えるだけで済むのか? §
問題は、1行増えるだけで済むのかと言うことです。
というのは、肩書き云々を言い出すと、他にもいろいろと肩書きがあるからです。MVPは書いて、他は書かないという選択はあまりにも筋が通りません。それも書き加えると、どう考えても増えるのは1行では済みません。では、3行ぐらい書き加えたらどうなるのかというと、やはり「うざい」ですよね。今の署名ですら、ちょっと重いかなという気がしているのに、それが倍以上に膨れあがったら、耐え難い苦痛になるのは目に見えています。
やはり、ここはスパッとシンプルな署名で行きたいところですが、それではMVPの価値が生きません。
というわけで対策を考えてみましょう。
(……振り出しに戻る)