謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROです。
今日のポケモンの感想。
今日は、「劇場版ポケットモンスター・水の都の護神~ラティアスとラティオス」をやっていました。あまり時間がない状況ですから、既に1回見ている映画は見なくても良いかな、と思っていたのですが。
ふと見たら最後まで見てしまいました。実に魅力的な映画です。
感想は既に書いていますので、総論的な話は繰り返しません。
今回は細かいところを書きます。細かいところにも、とても良く神経が行き届いているのも、この映画の凄いところです。気付いたことをいくつか書きます。
水の栓を閉める §
水が欲しかったピカチュウにラティアスが開いた水道の蛇口。これを、最後にサトシが止めています。アニメでは、空けたドアを閉めない、開いた蛇口を閉じないケースが多くあります。水がじゃぶじゃぶ出たまま誰も閉じないで放置しているのを見ると、勿体ないお化けが出そうで、とても気になります。ただ映像作品として、閉じる映像が本当に重要かというと、そうではないと思います。予算や時間が無ければ略するのはありでしょう。しかし、真に充実した映画は、それを描くべきものだと思います。そして、この映画はそれを描いたという点で気持ちよいです。
水に落ちた後、髪をセットしている女盗賊 §
濡れた髪は乾かさねばなりません。まして、髪型に気を遣うなら、その場で丁寧に髪型を直す必要があります。そういう描写をきちんと描かないアニメも多いと思います。しかし、この映画ではそれを描いているわけですね。そこに、女盗賊の「らしさ」の説得力が生まれています。
画面を見ている女盗賊が影だけ見える §
画面内に女盗賊二人は登場していません。しかし、二人の影が見えることによって、二人の存在感が確かにあります。
二重に水が落ちる噴水 §
秘密の庭園の噴水。わざわざ二重に落とさなくても良いのに、二重に落としていますね。これが施設のスケール感をうまく演出していると思います。
名もない街の人達 §
主に活躍するのは、本当に限られた人達なのですが、その他に名もない街の人達が多数登場していますね。彼らが、目の前で起きている様々な出来事に対して、いろいろなリアクションをすることで、その出来事の「らしさ」が描かれていると思います。
今回の一言 §
カノン(?)にキスされたサトシを見たタケシのリアクションの面白さ!