謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のプリキュアの感想。
サブタイトル §
第8話「プリキュア解散!ぶっちゃけ早すぎ!?」
あらすじ §
ほのかは、なぎさが幼なじみの藤村のことを好きだと知ると、彼を紹介します。
しかし、そのことになぎさは怒り出してしまいます。二人は、プリキュアというだけで友達でも何でもない、となぎさは言い切ります。そのことに、ほのかはショックを受けます。
翌日、なぎさは仲直りしようと積極的にほのかに話しかけようとしますが、ほのかはなぎさを避けます。そして、ほのかはミップルの携帯をなぎさに渡してしまいます。
二人は、それぞれ、他人には読めない手帳に自分の心情を書き込みます。
なぎさは、仲直りできますように、と神社に5円玉を入れてお祈りします。
そこに、敵が出現。更に、まるでアニメのように都合良く、神社の前をほのかが通りかかります。
二人は変身していつもの決めポーズを取ります。しかし、そのあと口げんかを始めます。置いてきぼりの敵。しかし、敵が攻撃してくると、大事な話をしているのに邪魔だと二人は必殺技で敵を倒してしまいます。
そのあと、散らばった荷物を拾って二人は別れて帰宅します。
しかし、他人に読めない手帳だけ、二人は相手のものを間違えて持ち帰っていました。
そこで、お互いの相手の本音の心情を読むことができました。二人はどうしようもないぐらい違うけれど、もっと知りたい、もっと仲良くなりたいと思っていたのでした。
翌日、二人は仲直りします。
感想 §
書くことがたくさんあります。
最初に、最も重要なことを書くなら、他人は自分とは違うということを痛烈に自覚し、それでもなお、仲良くなりたい、と思うのがとても良いですね。これは、長文の力作? コミュニケーションが重要であるという考えと、2ちゃんねる、オープンソース、Java、Linux、バザールモデルへの懸念に意外な関係?という同じオータムマガジン上にあるコンテンツで述べられた「個の確立」という話と相通じるものがあると思います。個の確立とは、単に自分と他人が別人であることを理解している、と言うことではありません。別の人間は、自分とは全く別個の意思・感情・思考を持っていることを間違っていると否定せず、それを認めることです。今回のプリキュアのドラマというのは、何となくなぎさも自分のようなものだと思い込んだほのかが行ったことが、感謝されるどころか逆に怒らせてしまったことを通じて、個を確立していく話と見ることもできますね。ここでは、口げんかはコミュニケーションの第1歩として機能しています。ここでの口げんかは、他人が自分と同じ意思・感情・思考を持っていない、という前提に立った上で、自分の意思・感情・思考を相手に示す行為であると見ることができますね。
そういう堅い話はともかくとして。
本当に信じられる素晴らしい人間関係を作っていくドラマ、という切り口だけでも素晴らしい内容ですね。
それはさておき、口げんかするシーンで、敵が出てきて変身したにも関わらず、喧嘩に没頭してしまい、敵を邪魔者扱いして一撃で粉砕するところは、まるでVS騎士 ラムネ&40 炎(バーサスナイトラムネアンドフォーティーファイア)ですね。この作品では、ダ・サイダーとラムネスが二人でロボットに乗り込みますが、敵との戦い方で口論になり、敵が攻撃してくると「うるさい」とその瞬間に二人がピッタリ心を合わせて反撃。それを連想させました。とすると、なぎさとほのか、ダ・サイダーはどっちだ? (笑い)
消えていくお好み焼きのシーンもなかなか。最初は4分の1ずつ消えていくのに、最後は一気に食べられずに小さく残すところが、何とも言えずに良いですね。
なぎさの手帳を持ってきてしまったことに気付いたほのかが、一瞬、読まないで閉じようとする演技も素晴らしいですね。
今回の一言 §
「もたもたなんかしてません」で、ほのかがなぎさに携帯を投げるシーンの爽快さは、なかなか素晴らしいですね。