2004年04月07日
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世田谷城址公園・江ノ電601号

Written By: 川俣 晶連絡先

 地図を見ていて、偶然、世田谷城址公園という文字を見かけました。

 驚いたことに、世田谷にも城があったようです。現地の説明板に寄れば、江戸時代より前、14世紀後半に吉良治家が居住したのが始まりだそうです。そして、後北条氏の配下になったものの、豊臣氏の小田原攻略によって廃墟となったと言います。

 江戸時代以前、という時代設定は心をくすぐるものがありますね。家康が来る前は、江戸には何もなかった、などという明らかにおかしい妄言がまかり通っているのを見ると、江戸時代に入る前の関東にことには特に興味を惹かれます。

 というわけで、この前の週末は体調がひどく悪く寝込んでいてどこにも行っていなかったこともあるし、いつもの健康のための散歩に少し時間を足せば行ってこられることが分かったので、ささっと行ってきました。

江ノ電601号 §

 世田谷線宮の坂駅で下車して「おっとしまった」と思ったのは、ここには江ノ電601号の車両が展示されていて、いつか見に来ようと思っていたためでした。帰りは上町から電車に乗ろうかと思ったので、世田谷城址公園に行く前に寄ってみました。

江ノ電601号・入り口側江ノ電601号・入り口側 [300x225] [600x450] [750x562] [1000x750] [1632x1224]

江ノ電601号・奥の側江ノ電601号・奥の側 [300x225] [600x450] [750x562] [1000x750] [1632x1224]

 車内に入ってみると、ミニ歴史資料館よりももっと小さなマイクロ歴史資料館的な雰囲気もあって、まさに歴史資料館巡りの一部に相応しいものだと分かりました。写真では分かりにくいと思いますが、網棚上の広告スペースに古い写真などが展示されています。

江ノ電601号・車内江ノ電601号・車内 [300x225] [600x450] [750x562] [1000x750] [1632x1224]

 ちなみに、これは江ノ電601号ですが、元は玉電87号です。玉電というのは、世田谷線の古い名称です (玉電の路線の一部が世田谷線にあたる)。ですから、ここを走っていた電車ということで、ここに展示されているわけです。しかし、車番は601と江ノ電のままになっていて、ちょっと寂しいですね。

世田谷城址公園 §

 というわけで、てくてく歩いて、世田谷城址公園に到着しました。

世田谷城址公園世田谷城址公園 [300x225] [600x450] [750x562] [1000x750] [1632x1224]

 非常に近いところにあります。そこをうっかり見誤って、変な方向に行ってしまいました。

 見ると、土地が盛り上がっていて、いかにも城という感じがします。石垣も残っているし、江戸時代以前の実戦的な城という感じですね。

 1つ、興味深いのは、盛り上がった土地の中央に、谷があることです。しかも、途中で2つに分かれています。

川の跡?川の跡? [300x225] [600x450] [750x562] [1000x750] [1632x1224]

 これは、おそらく川の跡だろうと思います。しかし、川を城の周囲の堀の一部として使うのならともかく、城の中央に流すというのは、ちょっとピンと来ません。ここは、ぜひとも勉強したいテーマですね。

 世田谷区の歴史資料館(上町にある)に行ったら何か資料が閲覧できるでしょうか。

 ちょっと心に残して今日はここまでとしましょう。

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