2004年04月11日
川俣晶の縁側歴史と文化歴史資料館巡りtotal 4386 count

森都市未来研究所・イノセンス 都市の情景展・森美術館・六本木クロッシング・クサマトリックス

Written By: 川俣 晶連絡先

 今日は六本木まで行ってきました。

 その理由は、週末を楽しむ東京の小さな美術館・博物館 2005年版という本を見ていたところ、風の谷のナウシカのメーヴェの写真が掲載されていて、何だと思ったら森美術館六本木クロッシング 日本美術の新しい展望2004の展示物の1つだと分かったためです。しかも、これは今日まで! 見るなら時間がありません。

 更に、同じビルにある森都市未来研究所では、昨日からイノセンス 都市の情景展という展示も始まっています。まさに、今日行けば両方見られて一挙両得という他に選択の余地のない状況でした。

 というわけで、相変わらず、イマイチセンスがあるのか無いのか分からないビルに行きました。

六本木ヒルズ森タワー六本木ヒルズ森タワー [300x225] [600x450] [750x562] [1000x750] [1632x1224]

 正面入り口の回転ドアは警備員がいて閉鎖されていました。他の回転ドアも全て閉鎖されていました。

回転ドアの事故現場回転ドアの事故現場 [300x225] [600x450] [750x562] [1000x750] [1632x1224]

 つい先日の痛ましい事故の現場ですね。

 さて行く予定の2つは、別の施設だと思っていたのですが、実際に行ってみるとちょっと予想とは状況が違っていて、両者は一緒にチケットを買うと割引になる関係で、しかもクサマトリックス 草間彌生展も同じ料金で見られてしまうということで、全部見てきました。(とはいえ、割引されても貧乏人には痛い1700円……)

クサマトリックス 草間彌生展 §

 全く見る予定がなかったのに、同じ料金で入れると分かって見てきました。

 草間彌生という人が何者かは全く知りません。

 おそらく、これをやった草間彌生という人は、常人にある何かの感覚がずっぽり抜け落ちていて、そのかわりに常人には無い何かを授かっているタイプのアーティストなのでしょうね。小さなライトがいくつも吊されて壁が鏡になっている真っ暗な部屋を歩かされたりするのは、ちょっと感覚的にぎりぎりというところがありますね。

 しかし、面白い魅力があります。

六本木クロッシング 日本美術の新しい展望2004 §

 いろいろなアーティストの作品を並べて展示する企画のようですが。

 多すぎて印象も散漫になって、良く分かりませんでした。狭いところで何かを上映しているものの中には、人が詰まっていて見ないでパスしてしまったものもあります。

 とはいえ、良かったものもありました。裸の女性が米俵をかついて、日本の家屋にドリルが付いて地底から出てきたところを描いた絵は、なかなか格好良くて良いと思いました。

 さて、肝心のメーヴェですが。

 本物のメーヴェを作って女性を乗せて飛ばそうということを本気でやっているOPEN SKYの1/2スケールRC実験機の実物が展示してありました。フライト時の映像も上映されていました。1/2でもかなりの大きさで、ちゃんと飛びそうな形になっているのが凄いですね。本当に飛んでいるのだから、飛ぶのは当然でしょうが。これは見応えがありました。

イノセンス 都市の情景展 §

 映画イノセンス美術設定やロケハン写真の展示。上海、東京の都市模型の展示。映画再編集の特別編集映像の上映。インタビューの上映などが内容でした。

 しかし、いちばん目立つ都市の模型は、六本木ヒルズ オープニング展覧会 世界都市展で見たで見たものじゃないかという気も(東京のはその一部かも?)。もしかして、イノセンスにかこつけて、この都市模型をもう一度展示したかっただけじゃないか、という気がしないでもありません。

 まあ、いろいろ見られるので行って損はないと思いますが。

押井作品のDVD §

 六本木ヒルズ オープニング展覧会 世界都市展で見た映像作品が2つあります。1つは、東京の空撮で、押井守監修。もう1つは、東京の水路から撮影した映像で押井守監督作品。これがDVD化されているとは知りませんでした。ミュージアムショップで見つけてびっくり。

 一般で販売されているかどうか分かりませんが、ここに行けば買えるわけですね。

 ただ、どちらも3000円とかなりのお値段なので、貧乏人の私は買わないで帰ってきました。

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