2003年05月10日
トーノZEROアニメ感想機動戦士ガンダムSEEDtotal 2075 count

今回はとても良かったですね。戦闘よりも、戦闘の後の方がはるかに良く描かれた見所!?

Written By: トーノZERO連絡先

 今日のSEED。

 今回は非常に良かったと思います。

 戦闘のあとの情景を長々と描いたエピソードですが。戦いそのものは、ある意味で、勢いで描けてしまうものと言えますが、戦いが残した傷跡を描くことは、それほど容易なことではないし、実際に真剣に描いた作品は多くないと思います。そこに踏み込んでいった、という点では、ても良い作品だと思います。

 それはさておき。

 OP前の前回のクライマックスのダイジェストが、乾いた雰囲気でまとまっていてナイスです。前回のクライマックスはべたべたした感じで、あまり良心的な作りではなかったように思いますが、その不満を払拭するような良い構成だったと思います。

 MIAと認定されてしまうキラともう一人。生死不明のまま、逃げ出さねばならない苦渋の雰囲気が描かれているのが、とても誠実なドラマだと思いました。

 オーブが送る捜索隊の雰囲気も良く描かれていますね。

 島に残る残骸の雰囲気、特にコクピット。

 第2戦闘配備を解除して半舷休息を命じる艦長。戦闘配備を命令するシーンがあるアニメは多いですが、解除する命令のシーンは珍しいですね。その点でも、今回は良いと思います。

 あくまで捜索に戻ろうとするフラガを止めるラミアス。このシーンが持つ意味は大きいと思います。クールに状況から距離を取っているように見えるフラガも、ちょっと精神が追い詰められている感じがしますね。それと同時に、彼を止める艦長の方も、フラガに頼る気持ち、もはや頼れる者を失いたくない気持ちがあるようですね。しかし、恋愛感情には一歩届いていない微妙な距離感が、良い演出ですね。

 救助されたアスランと、彼を糾弾するカガリの会話。もはや取り返しのつかない状況で彼らができる会話は、こんな風になるしかないのですね。そして、もう誰にも死んで欲しくない、というカガリの言葉は重い説得力があります。この言葉を軸に、これから先のドラマが展開すれば、とても素晴らしいと思います。

 最後にあまりに意外な場所でキラが生きているという終わり方も、1エピソードの演出として見事ですね。

 と~のは、こんな良いドラマを描けるスタッフの皆さんを応援しています。


ご注意: このコンテンツは、「バーチャルネットライター と~のZERO歳」と呼ばれるサイトに書き込まれた内容を変換して、本サイトに転送したものです。このコンテンツの内容は、「と~のZERO歳」という仮想人格が書いたものという設定であり、謎のアニメ感想家トーノ・ゼロと限りなく近いものの、必ずしも同一人格ではないことをお断りしておきます。

Facebook

このコンテンツを書いたトーノZEROへメッセージを送る

[メッセージ送信フォームを利用する]

メッセージ送信フォームを利用することで、トーノZEROに対してメッセージを送ることができます。

この機能は、100%確実にトーノZEROへメッセージを伝達するものではなく、また、確実にトーノZEROよりの返事を得られるものではないことにご注意ください。

このコンテンツへトラックバックするためのURL

http://mag.autumn.org/tb.aspx/20030510210113
サイトの表紙【機動戦士ガンダムSEED】の表紙【機動戦士ガンダムSEED】のコンテンツ全リスト 【機動戦士ガンダムSEED】の入手全リスト 【機動戦士ガンダムSEED】のRSS1.0形式の情報このサイトの全キーワードリスト 印刷用ページ

管理者: トーノZERO連絡先

Powered by MagSite2 Version 0.36 (Alpha-Test) Copyright (c) 2004-2021 Pie Dey.Co.,Ltd.