自分が使っているOSのシェルについて、何もかも分かっているわけではありません。基本的には、やりたいことが実現できていれば、それ以上突っ込んで、他にどんな機能があるか調べたりしないわけです。FreeBSDではshやbashを使いますが、実際にはほんの一握りの機能しか知りません。やりたいことができているので、それでOKという感じです。
Windowsでも事情は同じです。意外と知らない機能があったりします。実は、非常に美味しい機能が隠れていたことに気付いていなかった、ということが昨日は分かりました。それを利用してちょっとだけシェルの環境を改善してみたら、上手く行ったという話です。
ちなみに、環境はWindows XP Professionalです。たぶんWindows 2000以降なら同じことができると思います。もっと前のOSでもできるかもしれません。
さて、まず前提として、私がどんな風にシェルを使ってきたかを説明しなければなりません。Windows 3.0からNT 3.51までの時代、私はプログラムマネージャに自分でグループを1つ作り、よく使うアイコンを集めて置いておく、ということをやっていました。Windows NT 4.0以降はプログラムマネージャが無くなったので、特定のフォルダにショートカットを集めておく、という方法を使うようになりました。すぐ肥大化するスタートメニューはあまり便利ではなく、使わないものを隠す設定でも階層の深さはどうにもなりません。ですから、自前で用意したフォルダを使う方が便利だったのです。
しかし、起動するときにフォルダのウィンドウを手前に出す手間すら面倒くさいな、と思えるようになってきました。
そこで、タスクバーのクイック起動に目を付けて見ましたが、イマイチ乗り気ではなく、ノートパソコンでは活用していましたが、デスクトップではあまり使っていませんでした。自分のフォルダに集めたデータを移すのが面倒だなぁ、と根拠もなく漠然と思っていたのです。
ところが、ある方法を使うと、手間も掛からないで、ショートカットを集めたフォルダとタスクバーから使えることが分かりました。
タスクバーを右クリックして、「ツールバー」→「新規ツールバー」を選びます。そして、自分が作成して使っているフォルダを指定します。これだけで、あっと言う間に、タスクバーからすぐアクセスできる起動メニューのできあがりでした。
なんだ、そんなことも知らなかったのか、と言われそうですが。
あまりに少ない手間で、効果が絶大だったので、書いておきます。
(もちろん、私と同じようにフォルダにショートカットを集めている人でなければ、効果は無いことは言うまでもありません)