この本は、ティーン向け文庫というジャンルに含まれるものです。ティーン向け文庫は、ライトノベル、ライノベとも言われるようですが、このあたりは良く分かりません。
この分野が生まれた頃、ルナヴァルガーや無責任艦長タイラーは面白かったことは印象に残っています。とはいえ、近所の本屋がこの分野の本をあまり真面目に扱わず、出版される本を買える機会が激減してから、疎遠になってしまいました。その後、特にこの分野の本を読みたいという欲求には駆られていません。
とはいえ、1つだけ例外があります。それがタイラーです。
タイラーシリーズは、かなり長く続いて数世代の物語になっていましたが、その間の作者の進歩にはめざましいものがあります。特に、同じストーリーを再度書き直した真・無責任艦長タイラーの出来は絶品です。
真・無責任艦長タイラーは完結していますが、ストーリー的には終わりではないので、続きがあるだろうかと思っていましたが、ティーン向け文庫はあまりちゃんと見ていないので、ずっと見落としていました。しかし、今日、仕事の打ち合わせの帰りに本屋に入って漠然と書棚を見ていると、無責任提督タイラーというタイトルが目に入りました。とっくに続きが出ていたようですね。というわけで買ってみました。
まだ読んでいませんが、本文最初の1ページを見ただけで、確かな表現力と文章力が感じられます。中身を読むのが楽しみです。
しかし、まだ読んでいない本が山積みなのに、また本が増えてしまった……。
感想編はこちら: https://mag.autumn.org/Content.aspx?id=20031110215130