2003年10月19日
川俣晶の縁側歴史と文化歴史資料館巡りtotal 6059 count

江東区芭蕉記念館・分館・芭蕉稲荷神社・川船番所跡

Written By: 川俣 晶連絡先

 今日は、江東区芭蕉記念館などに行ってきました。

 ここ数日、いろいろな理由により仕事が詰まっていて、かなり厳しい状況で、夜遅くまでへとへとになるまで働いていました。しかし、身体は疲れ切りましたが、何とか今日は半日ほど自由に動ける余裕を作ることができました。しかし、疲れまくるたぐいの施設を見学に行くのは避けたい状況。そこで、おそらくそんなに疲れないだろうと思われる芭蕉記念館を選んで行ってみたわけです。

 都営新宿線森下駅で下車。

 てくてく歩くと、色気のない看板が見えてきました。

色気のない江東区芭蕉記念館の看板色気のない江東区芭蕉記念館の看板 [300x225] [600x450] [750x562] [1000x750] [1632x1224]

 これは面白くないな、と思って更に近づくと、ちゃんとそれなりに色気のある入り口がありました。

芭蕉記念館入り口芭蕉記念館入り口 [300x225] [600x450] [750x562] [1000x750] [1632x1224]

 中に入って観覧料100円を払いました。さすが区立の施設は安くて有り難いですね。

 建物は3階建て。1階はビデオ上映できるようになっていましたが、何も上映していなかったので、そのまま2階へ。2階は「江戸に集う文人」という企画展示を行っていました。本物の書が多数並んでいたようですが。書は良く分からないのですよ。しょうがないので、軽く見て終わりにしました。とはいえ、勝海舟の「すみだ川」短歌冊というのもありました。

 3階は、芭蕉の旅装束はこんなものだという展示などがあって面白く見ることができました。こういう服を着て、こういう持ち物を持って、何日も何日も徒歩で旅をするというのは、どんな気分だろうと自分のこととして考えなら見ると、なかなか面白いものです。もちろん、そんな旅をするのは、今の自分にはとても怖いと思われましたが、その怖さも面白さです。

 さて、1階に降りると、ビデオ上映していて、ほとんど居なかった人がかなりの人数に増えていました。芭蕉の旅を解説するビデオでしたが、つい私も見てしまいました。

 ビデオが終わって、別のビデオを上映しようとしていたようですが、何本も見ていては時間がいくらあっても足りなくなりそうなので、私は退散しました。

 建物の外には小さな庭園がありました。高低差が付けてあるなかなか凝った構造で、そこを通って、建物の裏手から外に出ました。川のすぐ脇ですが、水害が危険な地域のようで、高い堤防があって川は見えませんでした。ちょっと歩くと階段があったので、上がって撮影してみました。

高い堤防高い堤防 [300x225] [600x450] [750x562] [1000x750] [1632x1224]

 このように堤防の左右に道があって、裏から出ただけでは、この右側の道に出てしまうと言うわけです。

 さて、このまま更に歩くと、芭蕉記念館の分館に出ます。小さな公園のようなものでした。

芭蕉記念館分館芭蕉記念館分館 [300x225] [600x450] [750x562] [1000x750] [1632x1224]

2004年5月2日追記 こち亀を見て知る「実は上記写真の芭蕉像は動くのです」 §

 2004年5月2日に放送されたアニメのこちら亀有公園前派出所「激走! 奥の細道」をたまたま見ていると、見たことのある風景が。この芭蕉記念館分館近くでした。そして、上記写真の芭蕉像が17時になると動くという驚きのシーンが。本当に動くのだろうかと思って調べてみると、どうもそうらしいのです。sinの芭蕉像に会いたいによると、芭蕉像は庭園の中程に「三つ股」と呼ばれた 新大橋の方を向き17時になると90度回転し、夕暮れの隅田川を見つめるのだそうです。まさか、これが動くとは思いませんでした。そんな説明書きを見た記憶もありませんし。なかなか驚きですね。ついでに、そのことをアニメこち亀で知るというのも、予想しなかった驚きです。

 どうも芭蕉ゆかりの場所はいろいろあるようですね。芭蕉自身が住んだ場所が1つではないことが理由であるようです。

 ここから、駅に戻って帰ろうかと行きとは別の経路で歩き始めると、今度は、芭蕉稲荷神社というものい出会いました。

芭蕉稲荷神社芭蕉稲荷神社 [300x225] [600x450] [750x562] [1000x750] [1632x1224]

 ここではお賽銭をあげて拝んできました。

 既に疲れ果てていたので、ちょっと自販機で飲み物でも買って飲もうかと思い、飲みながら近くの橋(清洲橋)の方に行くと。その橋の手前の休憩所のような場所で、また発見がありました。

 ここが、「川船番所跡」なのだそうです。

 それと並んで、この清洲橋が、ケルン市の橋をモデルにしているといういわくを説明するプレートもありました。さすがケルン市らしく、日本語とドイツ語で説明が書いてあるのが面白いですね。ドイツ語が分からない外国人観光客には読めないことになります。

2004年1月20日追記 §

 どうも、清洲橋と萬年橋を取り違えていたらしいことに気付きました。以下の写真の橋を清洲橋と表記していましたが、実はこれが萬年橋であって、ここから斜め前方に見える橋が清洲橋のようです。

鳩と萬年橋鳩と萬年橋 [300x225] [600x450] [750x562] [1000x750] [1632x1224]

 とはいえ、「川船番所跡」の方は、特にそれらしい遺物が展示されているわけではない、単なる説明書きだけのことで、ちょっと残念な感はあります。

 さて、芭蕉記念館では俳句の投稿を受け付ける箱などがよく見られました。それで、帰りに、たまたま同行していた遠野秋彦さん(笑い)に、記念に一句作ってくれと強要してみました。

 遠野さん苦しみながら、帰りの電車の中で一句ひねりました。

にごり川

輝く水面に

秋の夕

にごり川 輝く水面に 秋の夕にごり川 輝く水面に 秋の夕 [300x225] [600x450] [750x562] [1000x750] [1632x1224]

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