2004年04月17日
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欠点があまりにも多すぎて困るアニメではあるが、あらゆる問題を差し引いてもあえて書いておきたいこととは!?

Written By: トーノ・ゼロ連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 2004年3月28日(注:フジテレビの表記では27日)の銀河鉄道物語の感想。

サブタイトル §

「燃える銀河」

(スペシャルとして、「無常のかぜ」「非情なる裁定」に引き続き放送)

あらすじ §

 シリウス小隊は解散させられ、隊員は他の小隊に配属されてしまいました。

 そして、ついにアルフォート星団帝国軍が銀河鉄道を攻撃してきます。

 SDF各小隊も出動。SDFより前にSPG部隊がアルフォート星団帝国軍と接触しますが、圧倒的な敵の前に敗退。勝利が望めないことを悟ったSPG部隊の指揮官は、後のことをSDFに託すために、メッセージと敵通信を傍受する装置を残します。

 SDFスピカ小隊は、それを拾い上げ、アルフォート星団帝国軍の目的が銀河鉄道とその根拠地である惑星ディステニーの破壊にあることを知ります。

 しかし、スピカ小隊もアルフォート星団帝国軍の攻撃を受け、車両を破壊されてしまいます。そこにベガ小隊が駆けつけて、スピカ小隊の隊員を助けて脱出します。

 ディステニーに帰り着いたベガ小隊の車両も、すぐに出動できる状態ではありませんでした。残された最後の列車。ビッグ・ワンに自然と集まってくる元シリウス小隊の面々。警備兵に、非常時に勝手なことをするな、もうシリウス小隊は存在しない、と銃を向けられます。そして、隊長もいないのに、と警備兵が言うところに現れるバルジ隊長。バルジ隊長は自分が隊長だと毅然とした態度で宣言します。

 ビッグ・ワンが出場しようとしていることを知ると、イワノフは、シリウス小隊の出場を命令違反として止めようとします。しかし、SDFの司令官は、命令違反となじられる中、ビッグ・ワンの出場を許可します。イワノフの妨害を回避しながら整備員達とバルジ隊長が用意した秘策を組み込まれたビッグ・ワンは、発進します。

感想 §

 もし、私が何かのアニメ作品を見てダメだと思ったとしても、それをオータムマガジンに書く必要はない、と考えています。プロであれば、自分が作っている作品に問題があれば分かっているはずであり、もし問題が無く成功であると確信しているのであれば、見ている私の方が作品を見るために必要な見識を欠いていることになります。いずれにせよ、私がコメントする必要のないものです。であるから、感想は肯定的なものに限定されるというのが基本方針です。感想の中で、他作品の問題点を取り上げつつ書く場合もありますが、本題として取り上げた作品を批判するようなことは基本的に行いません。

 そのような意味で、銀河鉄道物語は、これまでオータムマガジンで感想を書く対象とはしていませんでした。

 銀河鉄道物語という作品を一言で要約するなら、作品の基本コンセプトとシナリオのレベルで完全に作品として破綻している、と感じています。おそらく、一世を風靡した銀河鉄道999の世界観を継承する作品でなければ、生まれることすら不可能だったのではないか、とも感じます。

 それにも関わらず、今回感想をこうして書いているのは、それらの問題を踏まえてすら有り余る価値があると思ったからです。それは、1回ぐらい感想を書くに値するものだと思います。

 今回のあらすじのパターンを要約してしまうと、映画「さらば宇宙戦艦ヤマト」のヤマト発進まで、と同じだと思います。宇宙の危機を前に、命令違反を行って出動する若者達、という話です。

 しかし、両者は立場上、完全に同じではありません。

 宇宙戦艦ヤマトの乗組員達は地球防衛軍所属の軍人です、それに対して、シリウス小隊は空間鉄道警備隊の所属であって、軍人ではありません。

 映画「さらば宇宙戦艦ヤマト」で、古代進らが命令を無視して自らの善の心によってヤマトを発進させたことは、間違った行動だと思います。劇場公開時はまだお子様だったので、命令を無視してまで飛び立つ彼らに素直に感動しながら見ていました。しかし、宇宙戦艦という究極の強制力を、国家権力の発動としてではなく、個人的な用途に使うことは、筋が違います。それに、判断の正しさを誰も確認できません。国家権力の発動には様々なチェック機構がありますが、個人的な判断にはそれがありません。

 それに対して、空間鉄道警備隊は、あくまで警備隊であって、軍隊ではありません。彼らが持つ装備は、確かに宇宙戦争をなし得るだけの力を持っていると言えますが、それは彼らの職務を遂行するために与えられたものに過ぎず、軍隊が持つ装備が持つ絶大な強制力とは一線を画するものです。そして、彼らが職業倫理に突き動かされ、職務命令の範囲を逸脱しようとも、本来あるべき行為をなそうとすることは、必ずしも完全な否定を行うべきものではないように思います。

 そのようなわけで、映画「さらば宇宙戦艦ヤマト」を見ていると、「いかんよ古代君」と白けてしまいますが、やはり今回のビッグ・ワンの出場は、ちょっと目頭が熱くなりました。燃えるシーンだと感じました。

 という話はさておき、ぶっちゃけたことを言えば。

 ビッグ・ワン出場は格好良いですね。デザイン的にも、ビッグボーイで迫力満点。少し低い汽笛の音も渋いし。これを見ると、999のC62が色あせて見えてしまう困った代物です。まあ、大陸を突っ走るマレー式の最強SLと、ちっぽけな島国の中でのみ旅客用最強を誇るに過ぎないC62を比較するのは、そもそも酷というところはありますが。

 そのビッグ・ワンが、3DCGの力を借りて、画面内を自由自在に突っ走るところは、なかなかの見所ですね。

今回の一言 §

 そして、バルジ隊長の態度、行動も見事ですね。

 組織の規律に逆らわないかのように見せかけながら、全てを周到に準備。

 しかも、命令せずに必要な部下を自ら参集させてしまう人望の高さ。

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