謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日の鉄人28号の感想。
サブタイトル §
第3話 「怪ロボット現る」
あらすじ §
正太郎は、鉄人を操縦して瓦礫の整理を手伝っていますが、思い通りに動かせません。署長は鉄人と一心同体になれと言いますが、正太郎はそれに抵抗があります。
敷島博士は南国の金田博士の秘密研究施設跡を調査していました。
瓦礫整理中に爆発があり、地下防空壕の研究施設が発見されます。その中に、謎の水槽がありました。そこには、不乱拳という名前が記されていました。
病院に入っている不乱拳博士に話を聞きに行く正太郎と署長。しかし、彼は知らないと言います。
しかし、彼は「鉄人28号をいつまでも持っていると、君もこっち側に来るかもしれないよ」と正太郎に告げます。
戻った敷島博士は水槽を見て驚きます。そして、正太郎にこれを守れと言い残して、総理官邸に行ってしまいます。
水槽は地下の監獄に納められ、監獄に入れられた村雨の前に置かれます。
そこに怪ロボットが出現し、警視庁を襲撃します。正太郎は、鉄人を呼び、戦わせます。しかし、上手く鉄人は動かず、敗北してしまいます。
地下監獄は崩れ、水槽も壊れてしまいます。しかし水槽の中にいた何者かが、崩れる瓦礫から村雨を助けます。
怪ロボットは、水槽が破壊されていることを確認すると、そのまま立ち去っていきます。
そして、鉄人は役に立たない、と正太郎は断言します。
感想 §
時々、この作品がただの忠実なリメイクだという錯覚に陥っている人を見かけます。この主題歌、そして、このキャラデザから、そんな風に思えるのかもしれません。しかし、そういうレトロな第1印象を与えつつ、実際にはかなり大胆な現代的な演出や描写を散りばめているアレンジ作という感じがします。そうでなければ、今時の視聴者を引き込める訳がありません。そのギャップに、面白さが潜んでいる感じがしますね。
それはさておき、キャラデザ、なかむらたかし、という名前の意義はよく考える価値があると思います。あのなかむらたかしが、こんなレトロチックなキャラクターを描くということが、単なる古いキャラクターの模倣にとどまるわけがありません。
美術も、桜田門前の旧警視庁もちゃんと古い建物だし。町並みの建物も、確かにその時代らしさを感じさせるし。美術も見どころ?
それから、怪ロボットを避ける時の、一瞬の正太郎の運転と表情もなかなか緊張感のある良いシーンですね。
今回の一言 §
正太郎君は子供なのに車を運転していますね。しかも、子供なのに、警官から敬礼を受けているし。なかなか、現代の常識からは考えられない行動を取るところが、ある種の大胆な挑発ですね。