ああっ女神さまっ 29 藤島康介 講談社

　この29巻は、まず表紙がいい!

　空中にあって、下から見上げる構図がいい!

　この構図によって、太ももの存在感が、バッと手前に強調されるのがいい!

　更に、その太ももが、きちんと服に覆われているのがいい!　何でも肌を見せれば良いというものではないのですよ。それは品位が失われます。

　そして、太ももが太めなのがいい!　けして美化して細すぎる太ももではありません。健康的な存在感のある適正なボリュームを持った太もも。それこそが、最近の女神さまに感じる最大の魅力と言って良いかもしれません。

　それはさておき。

　中身も良いですね。

　レースシーンも良いし、ヴェルスパーの使い魔の命名も良い話です。

　そして、ウルドの魔法が解除されるシーンのスケール感の大きさ。流れ込んでくる力の大きさに驚き、おののくウルド。こういう描写はドキドキしますね。何しろ、これだけの力を、既にベルダンディーは持っていたと言うことになるわけですから。

　それにしても、ワールウィンドの由来が、ウェストランドWHIRL WINDっていうのは何ですか (笑い。蛇の目の飛行機はあまり詳しくないので、どんな飛行機かも分かりません。いやまあ、イギリス機は雰囲気としては嫌いではないですけど。

　というわけで、この29巻はかなり良かったと思います。何回も繰り返し見る価値がありますね。まあ、そんな時間はありませんが。