2004年09月20日
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少しは明るい話題もあるものだ、音楽業界の利用者敵視姿勢に変化?

Written By: 川俣 晶連絡先

 29日を待たずを見て知りましたが、音楽業界の利用者敵視の姿勢が変わってきたようですね。

 以下のようなプレスリリースと記事が紹介されています。

エイベックス、CCCDの採用を弾力化 ~あわせて次世代音楽パッケージ規格の採用を積極化~

エイベックス: CCCDの採用を弾力化へ、ソニーミュージックも追従の方向

 ここで、エイベックスがCCCDを導入した背景として以下の3点を上げています。

  • CD-Rを利用した私的複製の範疇を越える過度なコピーが広がっていた
  • インターネットを活用した違法な楽曲ファイル交換やダウンロードが蔓延していた
  • これらの行為が音楽創造のサイクルを分断し、音楽文化を破壊しかねない不正、違法行為であるということが、一般ユーザーの認識として希薄であった

 ここで特に問題視されねばならないのは3番目です。

 インターネット上で声の大きな人達は、このような背景を意識せず、一般ユーザーへの啓蒙を進めることもなく、CCCDはCDじゃないと非難するだけ人が多かったような印象があります。これでは旅人に北風を当てるようなもので、問題はこじれる一方だったでしょう。それにも関わらず、彼らは自分が利用者敵視姿勢の追い風になっていることに無自覚だったことが、問題をこじらせていたように思います。

 そのような状況で前向きの変化は無理かと思っていましたが、最近そうでもないことに気付きました。

 たとえば、たまたま見たコピーコントロールCD(CCCD)のコピー方法について記述したページで、そもそも、MP3ファイルをばら撒く阿呆のせいでこのようなCDが出てきたのですから・・・というような文章を見ると、少しだけこの世界も捨てたものではないという気がしました。少なくとも、これを書いた彼は、それが悪いことであるという認識を持ち、それを表明しています。このページの情報を使おうとして読んだ者は、MP3ファイルをばらまけば、このページの著者から「阿呆」扱いされ、しかもCCCDの存在理由の補強材料になることを意識させられることになり、これも一種の啓蒙になるでしょう。

 あるいは、レコミュニのような動きも、1つの前向きの変化だと思います。

 もちろん、現時点で問題が完全に解決したわけではありません。むしろ、少しだけ問題が解決される方向に向かうかもしれない、という糸口が見えたという程度のことだと思います。それでも、出口も見えない状況と比較すれば、とても好ましい希望が生まれたと言えると思います。

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