2005年02月04日
トーノZEROアニメ感想舞-HiME total 1807 count

歴史ミーハーには羨ましいぞ、郷土史の会報を手に入れて読みふける碧ちゃん!?

Written By: トーノ・ゼロ連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 今日の舞-HiMEの感想。

サブタイトル §

第18話「--はじまり。」

あらすじ §

 舞衣は、正体不明のHiMEに襲撃されますが、命に助けられます。

 戦おうとする命を、舞衣は止め、会話を試みますが正体不明のHiMEは姿を消します。

 命は、兄より敵を倒せと教えられたことを思い出し、敵を倒してはいけないのかと悩みます。

 舞衣から手術の話を聞いた巧海は、時間をくれと言います。

 碧ちゃんはHiME達を集めて戦うことを戒めますが、舞衣は奈緒からアリッサのチャイルドを倒し、既に一人消したと突っ込まれて落ち込みます。

 碧ちゃんは、薬をもらってまで頑張って調査のための郷土史の会報を読みます。

 舞衣となつきは、心の中の本音を出し合って親しく二人だけで話をします。なつきは、自分の過去を舞衣に告白します。

 二人は、シスターが誰かに襲われた後の場所に駆けつけます。奈緒に襲われたと聞いたなつきは、奈緒を探し出してお仕置きしようとします。しかし、身に覚えのない奈緒は全力で反撃し、チャイルドの破片で顔に怪我をして立ち去ります。

 碧ちゃんは、会報に出てきた行方不明の子供の名前が理事長の名前であることを発見し、理事長に問いつめに行きます。しかし、理事長は碧ちゃんの質問に答えず、理事長のメイドがHiMEの本性を現して戦おうとします。

 シスターは、奈緒に襲われたというのは嘘でした。

感想 §

 これは凄い展開ですね。

 何が凄いのかと言って、戦いを始めるための分かりやすい大義名分がありません。それなのに戦いが始まります。

 たとえば、シアーズ財団が軍隊を送ってきたから、自分たちを守るために戦う、というのは分かりやすい大義名分です。ちょっと前まで、この作品は、そういう分かりやすい世界でした。第15話「天翔けるミ☆女子高生」のあたりでは、まさにそのような世界で分かりやすい決着というものを付けたわけです。

 しかし、そのような綺麗事の最終回の後に続くのは、もっとドロドロした危険な世界です。そこでは、個人が個人の事情によって戦うという、誰が味方であるとか、何が正義であるとか、そういう理屈を超えた混沌が支配します。

 特に秀逸であるのは、今回、全く対称的な2つの戦いが発生することです。1つは、シスターの演技によってなつきが奈緒を攻撃し、奈緒が感情的に反発する戦い。奈緒の屈折した心理が、怪我によって増幅されて問題をこじらせていることになります。これは、いかにもありげな展開です。それだけなら、そんなものかと思いますが。もう1つの戦いは、これとは全く対称的です。それまでずっと年下の娘達が戦ってしまわないように押さえてきた碧ちゃん自身が、理事長を前に戦いを始めようとしてしまいます。

 それを上手く言い表しているのが、今回の名台詞ですね。

今回の名台詞 §

炎「あの子達、もうきっちり外れちゃってる。でしょ?」

更に感想 §

 力を持ち、それを使うことを経験してしまったHiME達は、既に「外れてしまっている」状態というわけですね。彼女たちは、それなりの状況を前にした時に、その力を行使することをためらいません。無意識的に当然のことのように力を使います。

 それは、冒頭で舞衣が襲われるシーンでも、舞衣がほとんど無意識的に力を発動して防御していることからも分かります。

 しかし、それは炎から見れば、まるで人形を操って遊んでいるようなこと。この台詞を炎が言う時に、自ら人形を操りながら言ってみせるところが良い演出ですね。

今回の名台詞Part2 §

舞衣「当たり前に普通でいるのって、凄いことだなって思う」

 これは凄い台詞ですね。

 普通の当たり前の生活がいかに凄いことであるかは、望んでもそれが手に入らない状態になって初めて分かることです。たとえば、入院したりすると、実感としてそれが分かります。しかし、退院するとすぐ忘れてしまうのですよね。