久々に紙媒体の記事を書いたような気がしますが。
日経ソフトウェア4月号に書いた2本の記事のうちの1本です。
これで攻略! C/C++言語まるごと大特集
の中の以下の記事です。
今こそ再入門! Visual C++ C/C++の現在・過去・未来を体験しよう
Visual C++ 2005 Express Betaがいかに面白いかということを書いています。
合わせて、知的冒険プログラミングというものを勧めています。
知的冒険プログラミングの勧め §
知的冒険プログラミングとは、何かの有益な成果を出すためのプログラミングではなく、プログラミングそれ自体を知的な冒険として楽しむ主義です。つまり、登山家がそこに山があるから山に登るように、そこにプログラム可能な機械があるからプログラミングを行って悪いことがあろうか、いや無い!ということです。
つまりは、「生産性が高いことが無条件で良いことである」という思想を「肯定しない」ことになります。プログラミングそれ自体がエキサイティングであれば、生産性など意味がない。むしろ、生産性を上げることは、エキサイティングさを損なう行為ではないのか、とすら考えられます。
つまりは、プロではなくアマとしてのプログラミングの楽しみ方を、プロの亜流ではない確固たる別の主義として打ち立てようというわけです。
Visual C++ 2005 Expressが知的冒険プログラミングに向く理由 §
詳しい話は本屋に行って記事を読んで頂くとして。
Visual C++ 2005 Expressは、過去(C)、現在(C++)、未来(C++/CLI)の3種類のHello Worldを書いて実行できる点で、知的冒険プログラミングに相応しいことを説明しています。この3つのHello Worldのサンプルソースは、記事中に全て掲載されています。古いスタイルも新しいスタイルも、これ1本で体験できるのは非常にエキサイティングな特徴です。
また、通常は生産性向上のために隠される多くの技術詳細にアクセス可能であるという点でも、知的冒険プログラミング向きです。
というわけで、ぜひ本屋へ §
日経ソフトウェアは、他の日経を冠した多くの雑誌と異なり、本屋で普通に販売されています。興味のある方はぜひ本屋へどうぞ。2005年2月24日発売です。