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Written By: 川俣 晶
最近、歴史資料館巡りで遠くに行くときは移動中に読書に専念すると良いと気付いて、実践を始めました。
というわけで、手近にあった比較的軽そうな本としてこれを持ち出しました。
出る前から少し読み始めていたのですが、帰り着く前に読み切れました。
さて、内容ですが……。
相変わらず面白いですね。
部屋や建物が動くような大仕掛けのトリックがないところが、逆に意外性?
特に良いのが、結局、「探偵」が犯人を示さないことですね。トリックだけ説明して終わり。
この、ある意味で肩すかしとも言える結末が、逆説的にスカッと爽快で良いですね。
まあ、この爽快さを分かるかどうかで、読者が選別されていると見ることもできるわけですが。
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