なぜNanaは人気があるのか。
2巻を読んでやっと分かったような気がします。
私も面白いと思いました。
Nanaというのは、二人のナナという名の少女が主人公となります。
実は、二人とも、ドラマとして独り立ちできるだけの世界を持っています。過不足無い周辺の登場人物達も持っています。そのような人物が、同じ作品世界の中で交わるというのは、言ってみればドラゴンボールで悟空がペンギン村に立ち寄ってアラレちゃんと出会うようなスペシャルな出来事だと言えます。
しかし、Nanaという作品は、スペシャルをスペシャルとして扱わず、それを日常化し、そこから更なる面白さを引き出している点が特異です。つまり、単体の話としての面白さを2つ合わせて2倍にするのではなく、掛け合わせて4倍にしてしまったということですね。
別の視点から同じドラマを照らす出すことで、ドラマが立体的になったと言っても良いと思います。
考えてみれば、こういう手法は、山田ミネコが最終戦争シリーズにおいて使った手法に近いと言えます。本来は主役を張れるはずの小角、星野、永都らが最終的に同じ世界の1つのドラマの中で活躍するわけですから。
ジャクソンホール §
うーん、ジャクソンホールは実在の店ですか。
ジャクソンバーガー食べてみたい……。
しかし、はてなダイアリー - ジャクソンホールとはによると「2005年9月現在、作品の人気により、曜日と時間帯によっては列を作って入店を待つ状態となっている」というのは痛いですね。