やっと読み終わりました。
短編集です。
2つの作品に限って感想を書きます。
ラジオの似合う夜 §
思わせぶりの内容ですが、最後まで読み通すと主人公が「林さん」らしいことが分かります。
つまり、瀬在丸紅子と、えーと何と言ったか、同僚の女性。この二人の素晴らしい女性がありながら、「林さん」が更に外国人の女性相手に不倫していたということですね?
実は、それを読み解かせることが読者に対して向けられた真のミステリー?
刀之津診療所の怪 §
これはGシリーズと見せかけて実はVシリーズ後日談という感じでしょうか?
診療所の謎の医師は、少林寺のような拳法を使う女装趣味者と描かれていますが、それはかなり年を食った小鳥遊練無ということですね?
とはいえ、あまりマニアではないので、これに練り込まれた他のネタはあまり上手く読み取れていません。
とはいえ、けっこう面白く感じられました。