今回はジェラルド君の話をしましょう。
トーノ・ゼロ隊のNTパイロット育成の歴史は入り組んでいます。
最初の覚醒は「顔なし」で、彼はベンチ入り。
次に覚醒したアーカストは回避が得意な壁パイロット。
しかし、ジオンは射撃NTじゃないとNT専用MAを使えないので、次にNT覚醒したのが射撃パイロットのジェラルド君です。
正確な順番はうろ覚えですが、彼はそれなりの順調にNT-2まで達したと思います。
(記憶が曖昧なので、以下も一部間違っている可能性あり)
ところが、そこで番狂わせが起こります。
艦長が、避けまくって当てまくる凄いブラウ・ブロを見てしまったのです。
これに憧れた艦長は、アーカストが射撃も得意であることに目を付け、アーカストを回避射撃パイロットとして育て始めます。
哀れジェラルドは、メイン射撃NTパイロットの座から降ろされてしまい、アーカストがNT-5に上り詰めていくのを横目で見ていたのでした。
さて、アーカストがNT-5になったあと、いよいよジェラルドの時代が来たかに見えました。
ここで、ジェラルドはNT-2からNT-3になっています。これは艦長の方針というよりも、放っておいたらそうなっちゃった……という感じで、またもやジェラルドはないがしろ。
更にジェラルドに追い打ちが来ます。
VP遊びを始めた艦長は、即座に「高レベルの低壁NTパイロットが欲しい!」と思いました。
それから5クールかけて、低壁のシージューイチは一般パイロットからNT-5に上り詰めました。その間、ジェラルドはほったらかしでNT-3のまま……。
しかし、やっとこのときが来ました。
今朝、ジェラルドがNT-4になったのです!
良かったね、ジェラルド君。
ジェラルド「あまり良くないナリ。愛しの金髪おさげのシージューイチちゃんは既にNT-5だから、NT-4でも格下として尻に敷かれてしまうナリよ。早くNT-5になりたいナリ」
シージューイチ「あら、そんな心配をしてたの? 安心していいわよ。同じNT-5でもこっちが先輩だから、ずっと私が格上よ」