おそらく本ゲームで最弱機体であろう初期装備の3機。そのうちの代表機体とも言えるF-5Eだけで、キャンペーンをクリアできるか……というチャレンジを試みてみました。これは、ACE COMBAT 5で見出した「初期装備のF-5Eだけでキャンペーンをクリアできる!」という驚きがZEROでもあり得るかを確かめるチャレンジです。
その結果は、全く予想外なものでした。何と、18ミッション全てでRANK Sを取得しつつ終了し、エンディングを見てしまったのです。
ちなみに、虎縞模様で空を飛ぶ存在といえば、「うる星やつら」のラムちゃんということで、脳天気にも「ラムちゃんチャレンジ」と称していますが、チャレンジの内容はなんらラムちゃんに関係ありません。
条件は以下の通りです。
- F-5Eのみを使って飛ぶ
- カラーは、虎縞模様のスペシャルカラー限定
- 難易度はACE
- キャンペーンをSP NEW GAMEで始め、エンディングを見ることで終了する
- 特殊兵装に制限はない
- 僚機の特殊兵装と指示に制限はない
- 離着陸、空中給油はスキップ可
- M,S,Kのバリエーションのあるミッションは代表してKのみ飛ぶ (従って、KNIGHTらしく戦わねば次のミッションでKを飛べないことになる)
- A,B,Cのバリエーションのあるミッションは自由に1つ選ぶ
- RANKは問わない
結論としては、上記の条件は全て満たすことができました。
感想・F-5E §
決定的にパワー不足の機種であり、これでそれなりの空戦を行うためには、常にA/B全開で跳び続け、できるだけ速度を落とさないという配慮が必要とされます。
速度を落とせないという制約から、減速して敵の後ろに食らいつくような戦い方には全く向きません。空戦ではヘッドオンから通常ミサイルを撃ち込む戦い方が基本となります。
通常ミサイル、特殊兵装の弾数は少なめです。これをいかに上手く使いこなすかは重要な課題です。無駄に撃てばすぐに不足します。敵が多いミッションでは、機銃の活用も課題となります。
特殊兵装はQAAM, UGB, NPBが選択できますが、これは当てにならないと思って良いと思います。QAAMは4発しかなく、UGBは破壊範囲が小さすぎ、NPBは使い勝手が悪すぎます。特殊なケースを除き、対地攻撃を行うならUGBやNPBを使うよりも、対空兵器を通常ミサイルで殲滅した後、銃撃で残った敵を一掃するような戦い方が楽だと感じます。一方、QAAMは4発しかありませんが、救援要請に迅速に対応する場合などに重点的に使えば、役に立ってくれます。
ちなみに、A/B全開飛行が多くなるので手が疲れます。これが最大の弱点でしょうか (笑。
さて、ACE COMBAT 5の時は、F-5Eのことを、想像以上にバランスの取れた優れた機体と評しました。しかし、ZEROのF-5Eはそこまで褒めるに値する性能とは言えません。乗りこなすのは難しいと思います。しかし、乗りこなすことができてしまうと、このような立派な成果をあっさり出してしまうのは……、ちょっと面白みがないという気も……。
各ミッションの感想 §
以下に各ミッションごとの装備、経緯、感想等を書きます。
事前準備 §
KNIGHTでやるため、MERCENARYだったゲージをKNIGHTにまで動かすために、X-29AでMISSION 04までKNIGHTプレイ。
ちなみに、GRUN隊って非常に物足りないですね。フレア以外に何も見るべきものがない敵エース隊です。
MISSION 01 「凍空の猟犬」 §
F-5E+QAAM/QAAM
トロいなぁ、と思いつつも黄色以外すべて撃破。
RANK Sクリア。
MISSION 02 「171号線奪還」 §
F-5E+QAAM/QAAM
まだまだ頑張ります。
黄色以外すべて撃破。
ちなみに、最後の橋の周辺は、先にSAMだけ撃破してから空戦を行うという知恵を発揮。どこに何があるか把握した手慣れたミッションは、こういうことができますね。
RANK Sクリア。
MISSION 03 「円卓」 §
F-5E+QAAM/QAAM
INDIGO隊登場。
初回プレイ時、NORMALでありながらF-5Eでは勝てず、MIG-21BISで出直した因縁のミッション。それをACEで再挑戦というシチュエーションです。
さて、前座と空戦を行っているうちにB7Rに入ってしまい、前座とINDIGO隊の双方に攻撃される羽目に。
減速したら食われるのが目に見えていたので、できるだけ減速せずに飛んでみました。すると、少なくとも撃墜されることはないと判明。
こんな感じかな……という感じで攻略方法を確立。
- A/B全開で飛び続ける
- ターゲットロケーターが示す方向と逆に旋回
- 敵機に対してヘッドオン状態になるので、相撃ちに注意しつつ通常ミサイルで攻撃
結局、切り札かと思ったQAAMは1発も撃たず。
RANK Sクリア。
MISSION 04A「戦域攻勢作戦計画4101」ゲルニコス(対地・対空作戦) §
F-5E+QAAM/QAAM
ピクシーには対空専門の指示。
こちらは、対地攻撃に専念。通常ミサイルと一部は機銃で1つ1つピンポイントで攻撃。
地上の緑と赤を全て殲滅してから空戦に参加。
F-5Eの弱点を補う飛び方をしていると、ここに出てくるレベルの敵機は敵ではないですね。
結局、切り札かと思ったQAAMは今回も1発も撃たず。
黄色以外すべて撃破。
RANK Sクリア。
MISSION 05 「蒼天に舞う希望」 §
F-5E+QAAM/QAAM
黄色と名前のある敵機2機程度を残してクリア。
しかし、通常ミサイル21発、QAAMは全てを残していて、余裕がありました。名前のある敵機は落としに行こうかと迷いましたが、ピクシーが最後の赤を落としてしまったので、強制的にクリアになりました。
結局、切り札かと思ったQAAMは今回も1発も撃たず。
着陸は「完璧だ、ガルム1」
RANK Sクリア。
MISSION 06 「解放への鐘鳴」 §
F-5E+QAAM/QAAM
ピクシーは対空専門。とはいえ、自機もかなり空戦をやりました。高速ヘッドオンだけでなく、背後からの攻撃でも撃墜に成功しています。
黄色以外すべて撃破。
救援要請はきっちり対応。
GELB隊はヘッドオンで無理なく撃墜。
結局、切り札かと思ったQAAMは今回も1発も撃たず。
RANK Sクリア。
MISSION 07 「ハードリアン線攻略」 §
F-5E+QAAM/QAAM
初期状態で見える敵はすべてチマチマと撃破。そのあと、周辺の敵と戦いつつ、マップ左下の要塞を経由して補給ラインへ(この時点でスコア11100。残弾通常ミサイル0、QAAM1)。マップ左下の要塞を完全に叩いてから周辺の敵を撃破してクリア。
ここで疑問。航空機(特に名前のある航空機)を選択的に攻撃していけば、無補給でもクリアができるかな? ともかく、安い敵より高い敵。F-5Eに空戦を要求するのは酷ですが (笑。
RANK Sクリア。
MISSION 08C「空中回廊」シータ(対空作戦) §
F-5E+QAAM/QAAM
明らかにF-5Eに向かない空戦ミッションにあえて出てみよう!という感じでシータ作戦を選択。
MISSION UPDATE前に黄色以外すべて撃墜。切り札のQAAMは救援要請で全弾活用。
さて、MISSION UPDATEと思ったら、GNOの戦闘チャットで挨拶されていて、慌ててポーズ。更に、エクスキャリバーの攻撃下で名前のある敵機とヘッドオン状態になり、焦りつつ攻撃したら回避が一瞬だけ遅れてヘッドオン相撃ち。
リトライ。
今度は名前のある敵機を攻撃しようとして、エクスキャリバーの攻撃の攻撃範囲をかすってしまい、落とされました。僅かに速度が速すぎた感じ?
リトライ。
黄色以外全て撃破。
機動性の低い機体で、エクスキャリバーの攻撃下で空戦するのはいつにも増してスリリング! QAAMの有り難みもよく分かりました。
ここに来て、QAAMがお守りではなく、強力な助っ人に感じられるようになって来ました。
RANK Sクリア。
意外にも、ここまで全てRANK Sクリアが続いています。
MISSION 09 「巨神の刃」 §
F-5E+UGB/UGBL
黄色以外すべて撃破。
珍しくUGBで出撃しました。
JAMMERはUGB1発で撃破可能でした。しかし、列車砲は1発では撃破できず。10発のUGBで4発をJAMMERに使った残り6発では列車砲を3つしか破壊できないので、結局通常ミサイルを撃ちながら2周しました。しかし、その判断は大間違い。なんと、「とどめをさせ」の段階で通常ミサイル切れ。残ったUGBを根本に落としてもHITしないし、ひたすら機銃を撃ち込んでとどめとしました。
RANK Sクリア。
おお、まだRANK Sが続くぞ!
MISSION 10 「B7R制空戦」 §
F-5E+QAAM/QAAM
MISSION UPDATE前はミサイル温存のために手加減しながら空戦。
SILBER隊は予想以上のカモでした。正しくF-5Eを乗りこなしていれば、あっさりと勝てます。他の機体に構わず隊長機から順にSILBER隊を、全てヘッドオンで落としました。
結局、切り札として温存したQAAMは1発も撃たず。
RANK Sクリア。
おお、まだRANK Sが続くぞ!
MISSION 11 「焔」 §
F-5E+QAAM/QAAM
黄色は全て撃破せず。
ミサイル不足に陥ったので、最後に出てくる緑のSAMのうち2つは撃破せず。
しかし、残弾通常ミサイル0+QAAM3という終わり方だったので、QAAMを先に使っていれば撃破できた可能性も。
RANK Sクリア。
おお、まだRANK Sが続くぞ!
MISSION 12 「臨界点」 §
F-5E+QAAM/QAAM
少しだけミサイル節約を意識してプレイ。
残弾通常ミサイル1+QAAM3。
RANK Sクリア。
おお、まだRANK Sが続くぞ!
MISSION 13 「幽栖(ゆうせい)の地」 §
F-5E+QAAM/XMAA
参った!
無補給RANK Sクリアを達成してしまいました。
しかも、特殊兵装は使用せず!
終了時残弾、機銃482/通常ミサイル5/QAAM4。
やっぱり、このミッションはぬるいのだと思います。
攻略方法は別途詳しく書きます。
TOTAL POINTS 32090
TIME 13'26"
RANK Sクリア。
おお、まだRANK Sが続くぞ!
MISSION 14A「終局の序曲」マーズ(対艦・対地作戦) §
F-5E+UGB/XMAA
確か時間でRANKが決まるミッションだったな……、と思い出して、赤だけ殲滅というやり方で挑戦。
地上の赤は繰り返し通過しながら通常ミサイルで撃破。
そのあと、海上の敵艦は遠距離からUGB2発ずつ投下して撃沈。
あの、怖い怖いイージス艦も、UGBの敵ではなかったという皮肉な結果です。
RANK Sクリア。
おお、まだRANK Sが続くぞ!
MISSION 15 「くろがねの巨鳥」 §
F-5E+QAAM/XMAA
あっさりESPADA隊に落とされてしまいました。
リトライ。
今度は、いきなりESPADA2の撃墜に成功。まもなくESPADA1も。
SU-37を2機撃墜してから残りは無視してXB-0に取りかかりました。しかし、通常ミサイルでチマチマと対空兵器を1つずつ撃破していくしかありません。そこで頼りになったのは、PJ! XMAAをガンガン撃って、対空兵器を減らしてくれたのは本当に嬉しい!
結局、切り札として温存したQAAMは1発も撃たず。
RANK Sクリア。
4機の敵機を見逃したので、これでもうRANK Sは無理かと思っていたら取れてしまいましたよ、RANK S!
まだRANK Sが続くぞ!
MISSION 16 「円卓の鬼神」 §
F-5E+QAAM/XMAA
WIZARD隊との死闘。
まさか、初回プレイ時にINDIGO隊にも勝てなかったF-5Eで、いちばん怖いWIZARD隊と戦う羽目になるとは!!
しかし、やってみると、高速ヘッドオンという戦法を取るなら、WIZARD隊のYF-23Aは割とスムーズに落とせることが判明。むしろ面倒なのは囮のF-16XLの方です。こいつらは、ヘッドオンで高速接近すると進路を変えて逃げてしまうのです。
結局、切り札として温存したQAAMは1発も撃たず。
RANK Sクリア。
まだRANK Sが続くのか!
MISSION 17 「王の谷」 §
F-5E+UGB/XMAA
いろいろフリーミッションで攻略方法を研究し、下準備した上で挑戦。
空中給油は「完璧だ、ガルム1」
UGBでこのミッションをRANK Sクリアする方法は別途きちんと書きます。
デブリーフィングがないので、RANK不明。(エンディングでRANK S確認)
MISSION 18 「ZERO」 §
F-5E+UGB/XMAA
最初にTLSに照射されてDMG90%。
更に第2段階、ヘッドオンで落とされました。とほほ。
リトライ。
第2段階、上手く行った攻撃の呼吸を再現しようとして落とされました。情けない。
リトライ。
指が痛いです。R1押しっぱなしでプレイしているから右手の人差し指が。
でも頑張りました。
そして、クリア!
クリア後のムービーでは、虎縞TIGER-IIが白い腹を見せて、最強機体ADFX-02とすれ違う……という凄い映像が展開されまして。これは、かなり衝撃的なインパクトですよ。
デブリーフィングがないので、RANK不明。(エンディングでRANK S確認)
終わったあと、ちゃんとエンディングを見てしまいました。全体の流れがあるため、やはりフリーミッションよりキャンペーンは良いと思います。