これは、買った本ではなくface&hair SANO借りてきた本です。
さて、今日は、face&hair SANO(ヘアーサロンサノとかつては呼ばれていた店。オータムマガジンのキーワードヘアーサロン サノの名称は実は旧称)に行ってきましたが、そこでふと待合いスペースにおかれた本にふと目がいきました。
何やら、越後谷卓司という著者名の入った本です。
これはもしかして……、あの越後谷君の本なのか!?
越後谷君とはかつて誰であったか? §
越後谷君とは、幼稚園、小学校、中学校を通じて友人だった人です。たぶん、同学年で、幼稚園、小学校、中学校の全てを私と共通しているのは彼だけです。佐野君は、小学校、中学校を共通していますが、幼稚園は同じではありませんでした。
小学生以降、学校から帰る方向が似ていた関係で、私と佐野君と越後谷君は一緒に学校から帰り、よく遊ぶ仲だったと言えます。
それだけでなく、越後谷君は私にとって、漫画読書や一部アニメの師匠のような立場にあったと言えます。もう、うろ覚えではっきりしませんが、松本零士の男おいどんやガンフロンティアを教えてくれたのも、アニメのルパン三世(旧ルパン)や侍ジャイアンツを面白いから見るように勧めてくれたのも越後谷君だったような気がします。まあアニメ(当時はまだアニメという言葉はない、念のため)は自分で発見することもできましたが、漫画に関しては圧倒的に越後谷君の方が豊富な知識と読書体験を持っていたと思います。
実際、小学生時代の漫画読書体験の9割以上は、越後谷君と、佐野君の店(床屋)にあった週刊少年ジャンプとマガジンによって支えられていたと言っても過言ではないでしょう。
地方自治体の文化施設が発行する書籍 §
最近の私がひそかに注目し、比較的よく買っているのが、地方自治体の文化施設が発行する書籍です。たとえば、羽村市郷土博物館の「玉川上水論集II」のようなものですね。
そして、この本はまさにそれに該当するものでした。
ISBN番号はなく、愛知県文化情報センターという地方自治体の文化施設が発行する書籍です。
確かにISBN番号の付いた本を出すのも大変なことですが、私にとってこのような書籍を書いたということは、別の意味で高い評価に値します。
越後谷君とは現在誰であるか? §
Googleで調べてみると、どうやら肩書きは「愛知県文化情報センター主任学芸員」のようです。凄いですね。愛知県のような主要都道府県の文化情報センターで、「主任」学芸員とは。
しかし、その程度で驚いてはいけなかった!
何と、日本映画データベースで調べると越後谷卓司という彼の項目があり、しかも6つの映画にエクゼクティブ・プロデューサー等の立場で関わっていたことが分かりました。
うーん、これは参った。
自分からアピールしなくても、他人が名前をデータベースに掲載してくれる立場とは、これは相当に凄いものですよ。
ちなみに、この文章では越後谷君の名前を伏せていませんが、このような立場である以上は公的な名前であると判断して行っていることです。
というわけで §
近場では買えないようなので佐野君から借りてきましたが、こういう立場で書かれた本であれば面白そうです。じっくり読んでみようと思います。
2000年に出た本なのに、6年間気づけなかったことだけが痛恨ではありますが。
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