2006年07月18日
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涼宮ハルヒの憂鬱 谷川流 角川書店

Written By: 川俣 晶連絡先

 この本が出た頃(何年も前)に、おがたんさんが面白いと言っていたので、面白いのだろう……という印象は持っていました。

 とはいえ、面白い本なら必ず買うのかというと、そうではありません。むしろ、面白いのだろう……という確信が持てれば持てるだけ、そういった本を敬遠するという傾向があります。

(その代わりに愛好するのは「面白さが未知である本に手を出す……」、つまりギャンブル買い、ということかもしれません)

 また、あえてブームに反する行動を取るのも好きなので、みんながドッとライノベに殺到する時代にライノベに手を出す意欲は減退していました。(表紙の絵柄も趣味ではないし)

 従って、涼宮ハルヒに手を出すことはなかったと言えます。

 それにも関わらず、今日「涼宮ハルヒの憂鬱」を買った理由は、とあるサイトでとある文章の断片を目にしたためです。

 詳細はヒ・ミ・ツ。

 実は、内容の一端に触れたその文章の断片によって、「涼宮ハルヒ」という作品が「面白いのだろう、という確信の持てる作品」の座から転がり落ちたのです。

 これは本当に面白いのだろうか。

 いや、上手く当たれば面白くなるのではないか。

 そういったギャンブル買いの嗅覚に訴えるものがありました。

 というわけで、本屋に寄ったついでに購入。

 念のために補足すると、アニメを見る予定は全くありません。また、2巻目以降を買う予定も今のところ全くありません。

 もう1つ、だめ押しで補足しておくと、「ハルヒの魅力に転んだ」というわけではないのです。そもそも、現時点でハルヒとは何かがまだ分かっていないのです。

 うーん、これぐらいだめ押ししておけば、勝手な期待感を脳内で醸造して迫ってくる人を抑止できるかな?

 それぐらい、世の中(のごく一部)には熱狂的なハルヒブームがあるという印象がありますが、そういったブームに乗る気は全く無いわけです。

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