これは凄いフェティッシュ感のあるコミックですね。
びっくりです。
服が生き物 §
実際にはコスチュームロボですが、意志のある存在です。
そのような存在を、下着抜きで全裸の上に「肌に密着させて」着用します。
作品上では非常にあっさりと描いていますが、これはよく考えると凄いドキドキ状況です。
たとえば「ぼくが服なら……」という妄想はあり得るし、そのように感じる可能性のあるものを着る心理……というのも刺激があります。
ララのコスチューム §
これも、あっさりと描いてしまっていますが、股間を強調するハイレグ風のラインの刺激的なコスチュームです。ただ、全体としてスカート状のものが付いていたり、全般的な印象をぼやかすようなデザインになっているため、そこが強調されません。このようなデザインと合わせて、非常に秀逸です。
着替え中のもう1人のヒロイン §
全裸のララと主人公がワープした先は女子更衣室で、西蓮寺春菜が着替え中です。
問題は西蓮寺春菜の状況です。彼女は、上半身だけ脱いでブラジャーのみ、スカートは身につけたまま……という状態で描かれます。
これは、裸にいたるプロセスの途上であり、全裸の方がいっそ清々しいと言えます。つまり、全裸よりも恥ずかしさを意識する状況です。
スカートを脱いでパンティが見える方が刺激度が高い……と思うなら、これはぬるい状態でしょう。しかし、フェティッシュ感という意味では、スカートをまだはいている方が評価が高いような気がします。そういう微妙な選択ができているところが見事ですね。
触手 §
こともあろうに触手です。
西蓮寺春菜が触手に身体の自由を奪われます。
この描写も見事ですね。
触手が少女の身体に絡み付いている……という状況は描きますが、けして性的な描写には進みません。最も過激な描写は、体操服に中に入り込む触手……ということですが、要するに身体に巻き付いているだけです。
それにも関わらず、これは皮膚感覚として秀逸な「刺激」をもたらします。
モロに見せたり、穴に入れたりするのが刺激とは限りません。むしろ、そういう直接的な表現を回避する方が、より大きな刺激になることもあります。
それが良く分かっている描き方ですね。
というわけで §
これは面白いじゃないか!
続きも読みたいです。