今日は通院の帰りに、弥生美術館・竹久夢二美術館にまわって、・~紙芝居からSFアートまで~ 武部本一郎展 永遠のヒーロー・ヒロインの世界を見てきました。なぜかといえば、ともかく「距離が近い」ということに尽きます。あらためて出直すのは時間の無駄なので、そのまま歩いて移動したという感じです。
弥生美術館・竹久夢二美術館 §
日医大病院から弥生美術館・竹久夢二美術館までの距離は遠くありません。しかし、できるだけ最短経路を通ろうと思うと、迷路のような細い裏道を抜けていく必要があります。地図を見ながら歩き切りました。
ちなみに、途中に「弥生時代」の弥生の名前の元になった遺跡の碑がありました。
場所は何と東大弥生門の前。
と、ここで昼食。
敷地内のカフェ港やというオシャレな店で豆のカレーを食べました。
店のムードは良いし、窓から見える美術館の庭もいいし、カレーも美味しかったし、言うことは何もありません。最高です。
レジで割引券をもらって、美術館は100円引きになりました。
「弥生美術館・竹久夢二美術館」というのは美術館が2つあるように見えますが、実質的に1つの美術館です。
というわけで、一気にまとめてゴー!
~紙芝居からSFアートまで~ 武部本一郎展 永遠のヒーロー・ヒロインの世界 §
凄い、凄いよ武部本一郎!
火星のプリンセスの表紙はやっぱりイイ!
個人的には、エストカープ シリーズが好きだったのですが、その表紙と口絵も全て展示されていて嬉しい! 特に第1巻の表紙の原画をじっくり見られたのは嬉しい! それから、第5巻の剥き出しの乳房にペインティングという絵も、こうして見ると大胆だったことが良く分かります。
他に、見たことがあるような絵も多数。そして、見た記憶のない絵はそれ以上!
更に、子供向けの本などで、「この絵は見たことある!」というのもいくつか。ホームズのイラスト等。そうか、これも武部本一郎画だったのか!
ともかく良かった!
ちなみに、なぜ今の時期に武部本一郎展なのか……というと、おそらく今年の世界SF大会(ワールドコン)が日本で行われたから……なのだろうな、と後から気付きました。
高畠華宵 §
あまり良くは知らない人ですが、高畠華宵の絵も良かった!
繊細で色気のある女性の絵の数々は、見ていて飽きないですね。
「デザイナー・夢二の世界」展 ~和の雑貨から、グラフィック・デザインまで~ §
ここからは竹久夢二美術館になるようです。
説明文を見ると、本郷にゆかりのある人……という趣旨が一貫していて、松原にあった少年山荘のことはあまり明確に触れていないのが、ちょっと微笑ましい?
ちなみに、世田谷文学館に行くと、夢二は松原にあった少年山荘の人……という位置づけを強く出して解説されています。
武部本一郎や高畠華宵の絵を見た後だと、ややあっさりした感のある夢二の絵やデザインは少々インパクトに欠ける感もあります。しかし、モダンガールの絵などは色気もあるし、やはり良いものだと思います。
うん。良いものです。
……というわけで、大変にお得な良い時間を過ごすことができました。