日経BP発行の日経ソフトウェア2007年11月号(9月24日発売)に拙著の下記記事が掲載されています。
特集1 プログラミング上達のカナメ! なぜ動く? プログラムの仕組み完全理解 Part3 Visual C++ 2005を使ってプログラミングの基礎を学ぼう
ちなみに、日経ソフトウェアは、他の日経を冠する他のパソコン関連雑誌と異なり、普通の書店で購入できます!。売れ筋パソコン雑誌の1つなので、割と多くの書店で見かけます。お手にとってご覧下さい。
余談 §
今回の特集記事の内容は、コンパイラから.codファイルを書かせて、Cのソースとアセンブラのソースの対比を説明します。たとえば、レジスタに持ってこないと計算できないとか、フラグで条件を判定するとか、最適化で無くなってしまうループがあるとか。
その過程で、マシン語には数値計算とアドレス計算という別系統の計算機能があって、Cの++や--はアドレス計算に相当する機能だという解釈を示します。(数値計算ではないアドレス計算相当だから主たる計算とは別個に副作用として計算が行われる)
アドレス計算だから、++や--は、前に書くのも後に書くのもどちらも必要とされ、ありです。片方だけを正しいと言う主張は適切ではない……という主張も書き込んでいます。
逆に言えば、そのようなアセンブラのレベルの解釈から説き起こしていかないと、副作用のある演算機能の存在意義は見えてこないと思います。
これは、本来そういう趣旨の記事です。