うひゃ~、まだ気付いていないことがありましたよ。
スリッパの世界 §
176時間目で明日菜が委員長から調査資料をもらう部屋では、よく見ると皆スリッパらしいものを履いています。(一部サンダルっぽい?ものも見える)
しかし、それだけではありません。
委員長はテーブルの上に仁王立ちになりますが、その時、委員長は律儀にスリッパを脱いでいます。そのあと、床の上に座り込んでいる状態でもスリッパ無しです。はき直している余地はなかったという描写でしょう。
一方、明日菜はスリッパを履いたまま、まき絵の必殺リボン攻撃をかわして、椅子の肘掛けの上に立ちます。つまり、ここで明日菜が持つ身体的能力は、不安定なスリッパというハンデを背負いながらもまき絵を寄せ付けない域に達していることが示されます。更に、全員の攻撃からも、肘掛けの上+スリッパというハンデを背負いつつ鮮やかに切り抜けて見せます。
可愛いウサギちゃんスリッパ §
椅子の上で寝ているエヴァは、ソックスのみです。しかし、床に降りて歩いてくる時には、ウサギの可愛いスリッパを履いています。
これが施設の備品ということはありそうもないので、エヴァの私物でしょう。
では、なぜわざわざ可愛い私物のスリッパを履いて、このような人の多い場所で寝ていたのでしょうか?
この可愛いスリッパの効能は、親しくないクラスメートの警戒心を解き、好意的に話をすることにあったと言えます。
とすれば、まさにエヴァはその効能を狙って、このスリッパを用意したと考えるのが順当でしょう。
ということは、エヴァはここで明日菜と委員長が会うことを知っていて、その結果当然怒るであろう委員長に対してチャンスを与える=明日菜達に試練を与えるために、待機していたことになります。
別の解釈 §
エヴァが寝ているシーンで、椅子の前にスリッパは描かれていません。ということは、このスリッパはエヴァが即興で魔法によって取り出したという可能性も考えられます。
仮にそのような解釈を取る場合、「チャンス=試練」のゲームは、明日菜と委員長の一件をたまたま見たことで即興で思いついた可能性が出てきます。