TK-CLNUA4の使い勝手の研究を少し行ってみました。
テーマは2つです。
ちなみに、素人の感想程度の内容なので、中身を信じてはいけません。
排気と吸気 §
TK-CLNUA4のファンは吸気系です。つまり冷却対象に対して、空気を吸う方向に回ります。これにより冷却能力が足りないという意見があります。幸い、このモデルのファンは容易に裏返して取り付けられます。(ナットのハンドリングが面倒ではあるが)
そこで、ファン1つを裏返して試してみました。
しかし、効能が何も感じられません。
残ったファン(吸気)と循環して空気が回っていない可能性に気付いて、残ったファンは電源ケーブルを外して停めました。
その結果以下のことが分かりました。
- 直接ファンの排気が当たる箇所は驚くほど冷える
- その他の箇所は冷えない。冷やしたい場所は冷えていないのであまり役に立たない
おそらく、以下のような傾向が存在するのだろうと思います。(ただしファンの一般論ではなく、あくまでノートPCの底面に対してまわるファンについての話であることに注意)
- 排気系ファンは特定の箇所を集中的に冷やす。位置がずれていると効能が出にくい
- 吸気系ファンは特定の箇所の温度を下げる効能は持たないが、エアフローさえ上手く設計されていれば、全体に対して冷却効果が出る
つまり、ファンを裏返しに付け直し、排気系に改造する意味はほとんどありません。(たまたま冷やしたい場所に当たっているなら別)
置き場所の問題 §
毛布のような場所の上に置いたところ冷却能力が著しく落ちた感があります。
おそらく、毛が多く空気が溜まりやすいものの上に置くと、ファンから送り出された空気がそこに溜まってしまい、熱がこもってしまうのだろうと思います。
一方、空気が素直に逃げやすく熱がこもりにくいものの上に置くと、冷却効果がよく出てくれました。
感想 §
ノート用クーラーパッドも奥が深いです。使いこなしノウハウはいろいろありそう。