MagSiteMan1が古くなりすぎて上手く動作しないので、代わりにフレームワークだけバージョンを上げたMagSiteMan2を作成しようとしましたが、上手く行かない箇所を発見したので、MagSiteMan3を作成し直しました。
以下よりダウンロードできます。
MagSiteMan3の特徴 §
- WebアプリだったMagSiteMan1と違って、ローカルで動作する管理ツールです。リモート管理はサポートしていません。必ずローカルで起動します (リモート管理はリモートデスクトップ上で起動します)
- WPFを使用しています。(某イベントでWPFの話題がありそうだった関係上、WPFを使ってみた)
- エラー処理は少し手を抜いている箇所があります (あくまで次の時代へのつなぎとして作ったものです)
- デフォルトのWebサイトに仮想ディレクトリを作成させると上手く動作しない可能性があります (制限事項)
- MagSiteDistによる配布サイトのURLは選べません
- Windows Server 2008 R2 (IIS7.5)をサポートします (Server 2008/IIS 7.0では動作するかもしれないが保障外。2003とそれ以前のサーバは対象外とします)
- .NET Framework 4.0が必要です
- 本体は、MagSite 0.92以降に対応します (0.91~0.92は開発バージョンなのでドキュメントはありません)
使い方のメモ §
- MagSiteMan3を起動します
- File→Optionsでディレクトリを指定する
- File→Downloadsで0.92以降のファイルを取得する
- Add New Instanceボタンを押す
- 仮想サイトか仮想ディレクトリを選んで必要な情報を指定する
使用例 §
以下のサイトは実際にMagSiteMan3で作成したものです。
感想 §
ははは。たかがこの程度のツールと思ったらとんでもなく苦労しました。
理由は以下の4点です。
- 実はIIS6→7で管理アーキテクチャが激変していた (コード量もかなり少なくなった)
- 実はIIS7について書いた情報が極めてネット上に少ない上に、検索してもIIS6と混ざってしまうことが多かった
- WPFを使ってかなり手間取った
- ASP.NET開発サーバとIISの違いに当たってしまい、当初はどうにもならなくなってしまった (ASP.NET開発サーバが動いている開発マシンでは再現しない)。他に開発マシンで動くのに実サーバで動かない等の問題も日常的に発生。
しかし、おかげでIIS7のことはかなり良く分かってきました。もちろん、マウスでクリックすれば動かせるのではなく、プログラムから自由にコントロールできるという意味で。