スタッフ §
- 放送局: NET(テレビ朝日)系
- 放送期間: 1973年10月13日 - 1974年3月30日
- 原作 - 永井豪
- キャラクターデザイン - 荒木伸吾
- 美術デザイン - 浦田又治
- 音楽 - 渡辺岳夫
- 編集 - 井関保雄、千蔵豊
- 選曲 - 宮下滋
- 現像 - 東映化学
- プロデューサー - 宮崎慎一
- 製作担当 - 江藤昌治、吉岡修
- 制作 - NET、東映
WikiPediaより
概要 §
空中元素固定装置を内蔵たセクシー・アンドロイドのハニーが、自分を作った父を殺した犯罪組織パンサークローに復讐するために様々な職業に変身して戦います。
感想 §
まずこの作品はエロいのです。意味もない変身の際に全裸になります。男の子の性意識を高める効果も大きかったのでしょう。
変身は七変化と言われますが、実際にはそれ以上に多く、自由自在に変身して様々な状況に対応できたと言えます。
最終回で、空中元素固定装置を探すためにハニーの体内を見るために照射された光線、見えているのは内部メカなのに恥ずかしそうな点もナイス。
しかし、しういう話はさておき、実はもっと別の問題があります。
- OP/EDは1番までのバージョンと2番までのバージョンが存在し、再放送等でどちらが使われるか分からない (2番までのバージョンは再放送で1回しか見たことが無い)
- それ以前に一時期夏休み等には必ずのように行われていた再放送ではEDがカットされることが多い
というわけで、前者はそもそも見ているものが違った可能性があります。更に、後者の問題は特に深刻です。ハニーといえばOPの歌が大ヒットして、何回もリメイクされています。しかし、EDの夜霧のハニーはあまり継承されていません。ですが、実際に聴いてみるとこれこそが重要な「最後の締め」であることが分かります。つまり、孤独の復讐者であり、機械でしかない自分の心情を切々と歌うわけで、しかも「いいの、これでいい」「こうなると知っていた私」と達観しています。そこに、ハニーちゃんの可愛さ、お色気がすべてフェイクであり、実はそれらは単なる手段に過ぎず、ハニーちゃんは既に底なしの泥沼に両足を取られていて逃げようがないことが分かります。しかし、EDがカットされるとそういう要素が伝わらず、どうしても様々な後継作品は軽くなりがちです。そういう意味で、この1973年版のハニーこそがハニーであり、ハニーの前にハニー無く、ハニーのあとにハニーなし、というべきなのかもしれません。まあ、後継作品の全てを見ていないから本当にハニーのあとにハニーがないのかは分かりませんけど。