「浮遊大陸というのは描写がほとんど南の島だ」
「なるほど」
「だから、延々とヤマトが航海していって経由する場所は南の島というイメージで背景が描かれている気がする」
「海派と山派の軋轢なのかな」
「おそらく、まだ方針が固まりきっていない時期の描写という気がする」
「確かにまだ太陽系内だしね」
「だから、そういう意味での重要な資料だろう」
オマケ §
「しかし、浮かぶ大地の系譜はここから始まった気がするな」
「なるほど。都市帝国とかウルクとか」
「劇場版1000年女王の関東平野もマリンスノーの伝説もね」
「そうだね」
「でもさ。考えてみるとこのモチーフは実はコナン・ドイルの『失われた世界』かもしれない」
「浮かんではいないけど、浮かんでいるような高い台地だね」
「孤立した高い場所があればいいんだ。実際に浮かんでいる必要は無い」
「ディンギルはどうなるんだい?」
「だからさ。洪水で高台に避難した民族が今更降りてきて争いになっているような話なんだよ、完結編は」
オマケ2 §
「しかし、コナン・ドイルとは渋いね」
「意外と古典SF系は読んでるぞ。ツィオルコフスキーの小説とか、マーク・トウェインのアーサー王宮廷のヤンキーとか」
「そういう意味でも原点はガ○ダムとかいう人たちと話が合わないのかもね」
「うん。原点はハインラインの宇宙の戦士ですらないんだからね」
「じゃあ君の原点は何だよ」
「何が原点かな。じゃあ、火星のプリンセスってことにしておこうか」
「それもかなり古いね。しかもメカ活躍しないし」
「しかし、武部本一郎美女が原点にあるとヤマトには行けるが萌え世界には行かないのだ」
「様式が違いすぎるね」
「基本的にプリンセスは1人でいいわけで、美少女の薄利多売には通じていない」
「なるほど。だからプリンセスプリンセスは好きじゃないのか」
「意味が違う」