「あーそうか」
「なに?」
「結局、テスター2号とガイキングと戦闘空母は同じような路線であり、最も成功したのが戦闘空母なんだ」
「ちゃんと説明してくれよ」
「うん。まずテスター2号。要塞艦に改造されて、左右が開くとうじゃうじゃ武器が出てくる」
「そうだね」
「次はガイキング。フェイスオープンで顔が開くとうじゃうじゃ武器が出てくる」
「じゃ、戦闘空母は?」
「飛行甲板をまわすとうじゃうじゃ武器が出てくる」
「なるほど。普段は隠されている武器がうじゃうじゃ出てくるパターンが同じってことだね」
「しかも、いかにも出てきそうもない部分から出てくるのだ」
「なるほど」
「そういう意味では、FF7ACのクラウドのバイクも似ている」
「左右が開くと剣のコレクションが出てくるわけだね」
「クラウドになると全く時代が違ってしまうからアレだが、やはりテスター2号とガイキングと戦闘空母を並べると最も成功したのは戦闘空母という気がするなあ」
「出来が良すぎてデスラーの旗艦にまでなったことがあるしね」
「ある意味で戦闘空母の内部は魔法のポケットだけどね」
「なんでも出てくる」
「艦載機も格納されているみたいだけど、固定兵装も仕舞ってある。はてはデスラー砲まで。更にデスラーが乗っていたということは、デスラーが納得する総統ルームまであったはずだ。付き人の居住スペースもね」
「本当にできたら最強だね」
「できたらね。ドラえもん級に難しい話だと思うけどな」
「そうか、飛行甲板の裏にドラえもんの4次元ポケットを貼り付けておけばいいわけだ」
「大山のぶ○声で、デスラー砲!とか叫びながら取り出すのか?」
「デスラー砲、どかーん」
「空気発射しそうだな」
「大丈夫、ヤマトとドラえもん、効果音がそっくりだから」
「おっと」
「イスカンダルの女王がドラミで、助けに入るのがドラ・ザ・キッドでもいいぞ」
「意外としっくり来るな」
オマケ §
「もう巨大ロボ関係ない話やん。中に武器がたくさんあればいい。巨大ロボである必然性が何も無い」
「そうか。意外なところから武器が出てくればそれでいいわけね」
「でも、テスター4号やサンダーバード2号ではダメだ」
「輸送メカは中に兵器が入っていても想定の範囲内ってことだね」
「厳密に言うとサンダーバード2号は武器を持たない……と言いたいが、実は映画の6号で武器を撃ちまくる描写があったりする」
「確かに」
「ところで、『000のコールサイン』って、きっと今時の若者はこう思うぞ」
『オーズのコールサイン?』
「そんなこと言われて、どこかで誰かが泣いているぞ」
「緊急事態だ」
「マッハで飛び出せ。癒してやれ」
「急げ僕らの」
「え? 僕ら? おいらも行くの?」
「そうだ。地球を守る心は1つ」
「正義を愛するこの勇気は持ってないよ」
「問答無用」
「ひ~。巨弾ミサイルで威嚇しないで~」
「ところで、スーパーファイブって、どこのスーパー戦隊?」
「さあ。スーパーバリューの親戚のホームセンターのチェーンかもよ」