2003年は東電の原発がすべて停止したのに停電は起こらなかった

　ちょっとだけ気になったので調べました。

　すぐ分かりました。

• 東電の原発停止で予備率ゼロ、首都圏襲う電力「3月危機説」2003年3月4日
• 2003年の福島・柏崎原発１７基すべての停止の時には首都圏でまったく停電が起こら...

　まあ結論はこんなところでしょうね。

　しかし問題は、最初のリンク先の2003年3月4日の記事です。現在の惨状を予見しているような内容が書かれていて泣けます。

そんな中、率先して節電に協力しているのが東京都だ。東京・新宿の都庁舎では、エスカレーターを一部停止させたり、玄関ホールの照明の4分の3を消灯したりするなど、目に見える形で省エネを実行している。

　京王線の車内照明か消えたり、駅のエスカレーターが止まっていたりする光景を見たばかりなので、どこかで見たデジャブそのもの。

　結局人間は進歩が無いってことですかね。

余談 §

　ついでに悪名高いグリーンピースが原発止めて省エネしよう(極めて不正確な要約)という当時の提言文書も出てきましたけど、「原発は止めて欲しいけど今まで通り電気は使いたい」という我が儘に比べればまだ理性的。無い電気は使えないから。でも、グリーンピースが言っても耳を貸さない人も多いからあまり意味は無かったようですね。