「なんか平成6年と8年のヤマト同人誌を発掘してしまった」
- さらば宇宙戦艦ヤマトよ永遠にIII新たなる旅立ち完結編復活編
- 銀の翼
「なんじゃそりゃ」
「あの頃は、おいらもコミケに行ってたんだよな(遠い目)」
「買い物部隊?」
「いや。売る側だった。というか書き手側」
「でも、多少はまわったということなんだろう?」
「まあね、多少はまわった。でも、これはそのサークルで買った記憶が無い。たぶん、誰かから「多めに買ったけど要る?」と言われて買い取ったものだと思う」
「そうか」
「ちなみに、『大塚康生さんと語る』なんて、無印とVersion2が両方揃ってたりするし、なかなか昔はいろいろ買ってたな。『大塚康生のおもちゃ箱』もあるし」
「大塚康生さん?」
「まあずばり、ソフトスキンもドマイナー勢力の仲間よ。ははは」
「ぎゃふん」
「他に『山本二三画文集 輝きは背景の奧に』とか『おいら宇宙の探鉱夫公式設定集』とか、分かる人には分かるお宝も出てきたぞ。カットしてスキャンしちゃったけど」
「炭鉱夫?」
「探鉱夫だ」
「あとVジャンプ別冊のDIGIMON MOVIE BOOKなんていうのもカットして取り込んでしまったが、これも分かる人には分かるだろうな」
「子供が好きなデジモンを差別するな、ってことだろ?」
「違う、これは細田守本だ」
「えっ?」
「サマーウォーズとかキングカズマとか言ってる連中とは話が合わないわけだ。ははは」
「あと、アニメージュポケットデータ2000なんていうのも出てきて取り込んでしまったが、実はカバーを取ると漫画が入っていた。当時は気付いてなかった。惜しいな」
「ひぇ~」
どんな同人誌なのさ §
「それで中身はどうなのさ」
「結局、2520とか新宇宙戦艦ヤマトに揺れた時代の何かこう屈折した黒いものが浮かび上がってくるような内容であったな」
「そうか」
「でも、当時はヤマトもコミケでドマイナー勢力だから作っただけで偉いというべきかな」
「偉いのか」
もう1冊は §
「銀の翼というのは山本が主人公でブラックタイガーからコスモタイガーに切り替わるタイミングの話だな。ネタの選び方がディープだ」
「なるほど」
掘れば掘るほど §
「というわけで、良く分かった。ともかく掘れば掘るほどお宝は出てくる。うん」
「それっていいことなのか?」
「いいわけないでしょ。アクセスできない情報は無いのと同じだし」
「難しいね」
「難しいのだ」