2011年06月24日
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PASMOの死角・なぜチャージは拒絶されたのか

Written By: 川俣 晶連絡先

「というわけで、今日は電車に乗った」

「わーい」

「でも。駅でPASMOの残高を調べようと券売機に入れたら拒絶された」

「なにっ? 何か魔改造したのか?」

「してへんしてへん。ただの記名PASMOや」

「じゃあ、電車に乗れなかったの?」

「いや。乗れた。残高は十分だったからだ」

「意味分からないよ」

「では説明しよう」

非接触式とは何か §

「PASMOで改札を通る場合は実はタッチする必要がない。タッチアンドゴーと言っているが、実は接近させるだけでいい。表裏も関係ない」

「うん。タッチしなくても認識されるよね」

「でもさ。これは自動改札だけの話だったんだ」

「えっ?」

「券売機に入れると、実は裏の黒い部分で表裏が認識される仕組みだったようだ」

「それで?」

「PASMOを長期間使って禿げてくると、その黒い部分が正しく認識されなくなるらしい」

「ええっ?」

「というわけで、帰りに桜上水駅の定期券売り場に持っていってPASMOを交換してもらった。所要時間は5分ぐらいかな」

「認識するシステムが自動改札と券売機で違ったということだね」

「知識があれば別だが、いきなり遭遇すると焦るぞ」